ルックマン獲得におけるアトレティコの懸念

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アデモラ・ルックマンは、2025/26シーズンに向けてアトレティコ・マドリーの補強リストに強く浮上しています。アタランタに所属するナイジェリア人選手はメトロポリターノで評価が高く、以前から注目されており、今夏コレアの退団が決まればロヒブランコスの門戸が開かれる可能性があります。なお、今夏すでにアトレティコはアタランタ(DEA)とムッソ、ルッジェーリの2件の取引を済ませています。

ベルガモのクラブは売却を完全に拒んでいるわけではありませんが、27歳のこの選手に対しておよそ5,000万ユーロを要求しています。これはアトレティコが決して支払わない金額です。もしイタリア側が要求額を引き下げれば、すでにプレミアリーグを経験し、スペインでプレーするアイデアに強く惹かれているルックマンを本格的に狙うことが可能になるでしょう。

そして、その「価格」が移籍実現の最大のハンディキャップである一方で、メトロポリターノではもうひとつ重要な要素を念頭に置いています。それはアフリカ・ネイションズカップです。本来はシーズン終了後のこの時期に開催予定だったものの、クラブワールドカップの日程変更の影響で、年末開催へ移動しました。

この大会はモロッコで開催され、12月21日に開幕し、1月18日に決勝を迎えます。ルックマンはナイジェリア代表の中心選手として出場し、チームは上位進出を狙っています。そのため、スペイン・スーパーカップ(再び中東開催)を含め、複数試合を欠場することになります。ナイジェリア代表は23日に初戦を迎えるため、選手はおよそ10日前には代表に招集される見込みです。

もちろん、これがアタランタのウインガー獲得を完全に見送る理由になるわけではありませんが、交渉を進める上での大きな条件になるのは間違いありません。いずれにせよ、最初のハードルはアタランタ側がルックマンに対する高額な評価をどこまで下げるかという点です。

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