ルックマン、それはただの夢…選手を高く売れない限り

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アトレティコは、アタランタに所属するアデモラ・ルックマンの状況を把握しており、ナイジェリア代表のこの選手は2025-26シーズンに向けた補強候補としてクラブの強化部が念頭に置いている一人です。唯一のターゲットではありませんが、魅力的で関心を寄せる選手であることは間違いありません。ただし、アトレティコは、先に何らかの売却を実現しない限り、ルックマンの獲得に動けないことを自覚しています。

アトレティコはすでに、、カルドーソ、ルッジェーリの3選手に約1億ユーロを投じました。そして最優先はセンターバックの補強です。クティ・ロメロはシメオネ監督の執念ともいえるターゲットであり、その獲得は5,000万ユーロ超と高額になります。放出面ではリケルメが去り、間もなくコレアも退団予定ですが、さらなる売却を進めなければ、ハイレベルな補強は難しい状況です。ルックマンは、まさにその「ハイレベルな補強」のひとりです。

このウイングはアタランタと2027年まで契約を結んでおり、市場価値は6,000万ユーロとされています。イタリアでは「アトレティコなら約4,000万ユーロで獲得できるのでは」とも報じられています。今季は公式戦40試合に出場し、20ゴール7アシストを記録しました。内訳はセリエAで15ゴール5アシスト、チャンピオンズリーグで5ゴール2アシストです。

アトレティコは、選手本人がアタランタを去りたがっていることを知っています。ルックマン自身も「アタランタでのサイクルは終わった」と考えており、移籍を希望しています。ドリブル突破力に優れ、4-3-3のシステムに理想的な選手ですが、守備面には課題があります。それでもゴールを狙う姿勢は非常に強力です。

ルックマンの今後については、プレミアリーグからのオファーもある中でどうなるか見守る必要があります。アトレティコとしては、リーノに対して好条件のオファーが届くことを期待していますが、現時点ではクラブを納得させるような提案はありません。また、ナウエル・モリーナはイタリアでの評価は高いものの、オファーは具体化していません。デ・パウルの問題も別です。以前からお伝えしている通り、アルゼンチン代表の彼は退団を望んでおらず、マドリードでの生活を気に入っており、来季には契約満了を迎えるにもかかわらず移籍交渉を進める意思はないようです。インテル・マイアミ移籍の可能性はあるのでしょうか?

ルックマンに関する接触自体は以前から続いています。アタランタは彼をアトレティコとバルセロナに売り込み、スポーツ部門は彼を気に入っています。しかし、アトレティコにとっては「手が出ない額」です…ロヒブランコが売却による資金調達が進まない限りは。そして、それは難しいでしょう。それまでは、ルックマン選手はただの夢でしかありません。

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