エスパニョールはリーグ開幕前にアトレティコより14日多く準備期間を持つ

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アトレティコ・マドリーは、ラ・リーガ25/26シーズンの開幕をすでに見据えていますが、最初に対戦する相手に比べて準備面で大きなハンデを抱えてスタートすることになります。

エスパニョールのトップチームは、7月7日月曜日に仕事に復帰します。夏休みは、5月25日にラス・パルマス戦(2-0)で残留を決めてから始まりましたが、復帰初日は例年通りのメディカルチェックとフィジカルテストからスタートします。

25-26シーズン最初の公式戦は、両チームの対戦で、8月17日(日曜日)21:30にRCDEスタジアムで行われます。シーズン前の準備を経たエスパニョールのプロジェクトの成熟度を試す、強力な相手との一戦です。

一方で、アトレティコ・マドリーは7月21日月曜日まで新シーズンの準備を開始しません。これは、クラブワールドカップへの参加でシーズン終了が他チームより遅かったためです。そのため、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督率いるチームは、公式戦初戦を相手より15日少ない準備期間で迎えることになります。エスパニョールは42日間準備しますが、アトレティコは28日間です。

カタルーニャのチームにとって、最終節で残留を決めた歓喜は、25/26シーズンのプロジェクトを最高の形で仕上げる決意に変わりました。その成果として、休暇明けには補強や契約更新がほぼ完了した状態で戻ってきます。主将ハビ・プアドの契約延長などもすでにまとまっています。

プアドの2030年までの延長、ウルグアイ人CBレアンドロ・カブレラの2026年までの契約延長に加え、セルビア人GKマルコ・ドミトロヴィッチ、DFのウーゴ・ペレス、・ルビオ、ホセ・サリナス、カルロス・ロメロ(ビジャレアルから再レンタル)を獲得しました。

中盤ではラモン・テラッツをビジャレアルからレンタル。幼少期からのエスパニョールファンでもあり、クラブへの愛着も十分です。攻撃陣ではキケ・ガルシア、マルコス・フェルナンデスを獲得し、昨季スポルティング・デ・ブラガからレンタルしていたロベルト・フェルナンデスを完全移籍で迎えました。

エスパニョールは補強を加速させており、すでに大枠は整っていますが、さらなる補強も予定しています。スポーツディレクションは、CB、MF、サイドアタッカーの補強を検討しており、またプロジェクトの柱であるマノロ・ゴンサレス監督との契約延長交渉も進めています。

一方のアトレティコ・マドリーも、プレシーズン開始時にはすべての新加入選手を揃えたい考えです。数日前にマッテオ・ルッジェーリとアレックス・バエナの加入、ロドリゴ・リケルメのベティス移籍を発表し、今後ジョニー・カルドーソの加入が正式発表される予定です。また、アンヘル・コレアの退団(メキシコのティグレスが7月9日に現地到着を待っている)も決まる見込みです。コレアの後釜や念願のCB(クティ・ロメロ)の獲得はまだ初期段階です。

■プレシーズンが整っているチームと準備中のチーム
エスパニョールのトップチームのスケジュールは非常に具体的です。バルセロナのコラチャン・クリニックでのメディカルチェックを終えた後、7月9日にダニ・ハルケ・スポーツシティで初練習を行います。その後、7月16日から23日までジローナ県ナバタで合宿を行います。

練習試合の日程も決まっています。初戦はペララダ(7月19日)、続いてジローナ(23日)、サウサンプトン(26日)、ヴォルフスブルク(30日)、ウニオン・ベルリン(8月2日)、ニューカッスル(8月8日)と対戦します。目標はリーグ開幕戦にベストコンディションで臨むことです。

一方で、アトレティコ・マドリーのプレシーズンはまだ未確定な部分が多いです。現時点で決まっているのは、7月21日に始動し、最初の1週間はサン・ラファエルでのキャンプを行うこと(27日まで)。そして唯一決まっている親善試合は、8月9日にイングランドで行われるニューカッスル戦だけです。

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