アレックス・バエナは7月2日水曜日、正式に今後5シーズンにわたりアトレティコ・マドリーの選手となりました。そして、アトレティコとビジャレアルの双方が合意を発表した直後、スペイン代表のバエナは、13シーズンを過ごした「自分の家」にあたるクラブへ向けて、SNSを通じて別れのメッセージを送りました。
ロケータス・デ・マル出身のMFは、子どもの頃に加入し、もうすぐ24歳になるこのタイミングで約5,000万ユーロをクラブにもたらして去ることになるビジャレアルへの思いを、感情のこもったメッセージで綴りました。
「こんな日が来るなんて思ってもみませんでした。自分の家を離れる日です。いや、実際にはここを離れることはありません。ビジャレアルでの思い出を忘れることは絶対にないからです。子どもの頃から受け入れてくれたこのクラブを、ずっと自分の家だと思っています。この“grogueta”ファミリーの一員でいられたこと、本当に感謝しています。その気持ちはずっと消えません。決して楽な道のりではありませんでしたが、クラブはいつも助けてくれました。最初の日からずっとです。
彼らとは、フェルナンド・ロイグ、ホセ・マヌエル・ジャネーサ、フェルナンド・ロイグ・ネゲロレス… 特にジャネーサさんには触れておきたいです。人生を変える扉を開いてくれた人です。その優しさ、支え、寛大さ、そして常にそばにいてくれたことは、私にとって本当に大きな意味を持ちました。彼への感謝を永久に忘れたくありません。彼らのおかげで今の自分があるのです」とバエナは述べています。
さらに「そしてもちろん、私がこの素晴らしいクラブで出会ったすべての監督にも感謝します。監督だけでなく、選手としても人間としても成長させてくれた指導者や仲間たちもです。ロケータス・デ・マル(アルメリア)という自分の町から来た私にとって、人生に欠かせない存在になってくれた人たちです。
当時は、いつかプリメーラの選手になることを夢見て、世界中の期待と不安を胸にここへ来ました。不安もありました。家族を残して知らない土地に来るわけですから。でも、すぐに新しい家族に迎え入れてもらい、とても暮らしやすい環境を与えてくれました。特に、子ども時代を過ごしたあの8年間の寮生活は忘れられません。同じ夢を追う仲間たちと時間を共有し、何時間もかけてその情熱を磨きました」と続けています。
「ここで私は幸せでした。本当に幸せでした。サッカーを通じてこの素晴らしいクラブを知ることができたからです。永遠に感謝しています」とバエナは続け、そして「私は去りますが、私の一部はいつまでもビジャレアルに残ります。私たちが仲間たちと築き上げたすべてのものを誇りに思っています。今は一時的に道が分かれますが、いつか必ず帰ってきます。本当にありがとうございました。¡Sempre endavant Villarreal! みんな愛しています!」と締めくくっています。
ビジャレアルからのメッセージ
一方、ビジャレアルもまた、13年間在籍しクラブ史上最高額での移籍となったバエナに向けて温かいメッセージを送りました。
「ホセ・マヌエル・リャネサ・スポーツシティに大きな夢を抱いてやってきたあの少年は、どれほど誇りに思っていることだろう。ここはいつまでも君の家だよ、アレックス」とビジャレアルは投稿しています。
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