アトレティコ・マドリーがアレックス・バエナの獲得を決めた後、次の大きなターゲットはクリスティアン・ロメロです。両者はこの移籍市場でアトレティコにとって「二本柱」ともいえる存在です。バエナはすでに決着がつき、公式発表を残すのみですが、ロメロのケースははるかに複雑です。
アルゼンチン代表のロメロ本人は、イングランドのクラブを離れてアトレティコと契約することを望んでいます。しかし、彼が現在所属するトッテナム・ホットスパーは、彼をクラブに残すことに全力を注いでいます。
そのため、新監督のトーマス・フランクは、プレシーズンの練習が始まるタイミングで最優先事項としてロメロとの話し合いを設定し、彼の不透明な将来について話し合う見込みです。クラブとしては、移籍の噂があるにもかかわらず彼を引き留めたい考えです。
このロメロとフランクの「保留中の会談」が、この件の行方を決定づけるカギになるとイギリスでは見られています。仮にロメロが最終的に退団を強く希望したとしても、トッテナム側は移籍金を7,000万ユーロに設定しています。
確かなのは、トッテナムの新監督フランクがロメロを引き止めたいという意向を持っていることです。前任のアンジェ・ポステコグルーと同様に、彼もロメロのような格の高いセンターバックは新プロジェクトに不可欠だと考えています。トッテナムはこれまでにも、彼をチームにとってさらに重要な存在だと感じさせるための施策を取ってきました。例えばキャプテンの一人に指名したことなどです。ロメロにはあと2年の契約が残っているため、この移籍交渉はアトレティコにとって非常に難しいものとなっています。
とはいえ、トッテナムはすでに市場で動きを見せており、万一に備えて守備陣を強化する計画を進めています。イギリスからの情報によると、日本人センターバックの高井幸大を約700万ユーロで獲得する見込みだと伝えられています。
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