アトレティコ・フェメニーノはバイエルン・ミュンヘンと2-2で引き分けました。コルチョネラスはヨーロッパで最も強力なチームの一つに堂々と渡り合い、試合の大部分でリードを保ちました。ボー・リサがPKを決め、ブールとハルダーのコンビで逆転されましたが、フィアンマが88分に同点弾を決めました。この結果、アトレティコはほぼベスト16進出を確実にしています。あとはフランスでの最終節、リヨン戦が残るのみです。
ビクトル・マルティン監督率いるチームは素晴らしい立ち上がりを見せました。開始直後、ヘディングをマフムトビッチが好セーブでコーナーに逃れた場面が最初のチャンスでした。ロヒブランカスは、まず先制するという意図がはっきりしていました。
その“先制の一撃”は12分に訪れました。クロスが入った場面でヴィゴスドティルが手にボールを当ててしまいました。主審は当初気づきませんでしたが、VARから確認の指示が入り、映像チェックの後にPKを宣告。ボー・リサがこれをしっかり決め、1-0となりました。
そこからバイエルンは試合を完全に掌握。少しずつローラ・ガジャルドのゴールを包囲していきました。GKガジャルドは何度か好守を見せたものの、相手の決定機は枠を外れる幸運もありました。
ブールのシュートはわずかに枠外。ダルマンも30分のカウンターで華麗なカットインからシュートしましたが決め切れず。そして45分、ダンムヤノビッチのシュートがクロスバーを叩きました。
この時間帯には、2016年のミュンヘン準決勝での激闘と、その後ミラノ決勝へ進んだ記憶がよぎった人もいたことでしょう。前半はアトレティコが1点リードで折り返しました。
後半もバイエルンの猛攻は続きました。開始5分、PKで同点のチャンス。今回はブールのクロスをシルビア・ロリスが手でブロックし、イタリア人主審がVARの助言を受けてモニター確認。PKを宣告。しかしグウィンのキックは大きくクロスバーを越え、アトレティコはまず1度目の安堵を得ました。
それでもバイエルンの攻撃は止まりませんでした。そして63分、ブールの速攻からハルダーのシュートがローレン・レアルに当たり、ガジャルドの逆を突いてゴールに吸い込まれました。1-1です。
アトレティコは反撃を試みましたが、フィアンマのFK以外に大きな脅威は作れず。すると78分、再び左サイドのブールからのクロスをハルダーが至近距離で押し込み、1-2と逆転されました。
この日最も輝いていたのはフィアンマでした。バイエルンの選手たちもそれを分かっており、全力で彼女を止めにかかりました。しかし88分、そのフィアンマを止めることはできませんでした。デニア出身の彼女はエリア手前でボールを拾うと、強烈なシュートを放ち、ドイツ人GKはなす術なく失点。誰も予想しなかった瞬間に2-2となりました。
Atlético de Madrid 2-2 Bayern
Atlético de Madrid: Lola Gallardo; Menayo, Lloris (Celia Gómez, 88’), Lauren Leal, Medina; Boe Risa (Bartel, 64’), Gaby; Alexia Fernández, Fiamma, Luany; y Amaiur (Jensen, 64’).
Bayern: Mahmutovic; Gwinn, Viggosdottir, Gilles, Kett (Simon, 67’); Tanikawa (Pedersen, 78’), Carusso; Dallman (Sehitler, 78’), Harder, Buhl; Damnjanovic (Schuller, 66’).
Árbitro: Maria Sole Ferrieri (Italia). Amarillas a Gaby y Tanikawa.
Goles: 1-0, (12’): Boe Risa (pen.). 1-1, (63’): Harder. 1-2, (78’): Harder. 2-2, (88’): Fiamma.
Estadio: Ciudad Deportiva de Alcalá de Henares. Unos 200 espectadores.

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