雨とピッチコンディションの悪化という厳しい状況の中、ガバで行われたCEエウロパとアトレティコ・マドリレーニョの一戦は、激しく拮抗した試合となりました。結果は引き分けに終わりましたが、試合内容を考えれば妥当な結果とも言えます。ただし、バルセロナ勢にとってはアトレティコやサバデルとの差を縮めるには十分ではなく、またフェルナンド・トーレス率いるチームにとっても、再び首位に立つには物足りない結果となりました。
試合は19分、トニ・カラバカがペナルティエリア外から強烈なシュートを放ち、サルバドール・エスキベルの意表を突いてCEエウロパが先制します。地元チームにとってはまさにスーパーゴールで、バルセロナのクラブがリードを奪いました。
アダイ・ベニテス率いるエウロパは立ち上がりから、ホームの利を生かして非常に攻撃的な入りを見せていました。カラバカのゴール以前にも、アドナネのシュートがポスト際をかすめるなど、すでに得点の気配はありました。さらに前半終了間際には、アドナネが再び好機を迎えますが、最初はDF、続いてエスキベルがセーブし、アトレティコ・マドリレーニョは2点目を免れました。
終盤にかけて、フェルナンド・トーレスのチームはギアを上げていきます。アルナウ・オルティスが倒された場面では、スグロによる明らかなファウルに見え、PKを要求しましたが、相手はプレーに関係なく押し、足も入れていました。それでも、コルチョネロのベンチからの要求で確認が行われた後、主審は反則を認めませんでした。
しかし、その直後のプレーでアトレティコは同点に追いつき、カタルーニャ出身のFWが雪辱を果たします。ベロッティの素晴らしいドリブルから、誰もがミゲル・クボへの縦パスを予想した中で、低いクロスが逆サイドへ送られました。ボールはアルナウ・オルティスの元へと転がり、彼はインサイドで合わせて、フレーレの逆サイドのポスト際へ流し込みました。
常軌を逸した立ち上がり
後半も、エウロパは同じ流れで試合に入りました。最初のプレーではカノが大きくシュートを外します。雨と泥で、ガバのピッチ状態が非常に悪かったことも影響していました。
後半開始直後は完全に混乱した展開となり、わずか3分間で2ゴールが生まれます。まずはアトレティコ・マドリレーニョがスコアをひっくり返しましたが、その形は非常に奇妙なものでした。地元チームのGK、フアン・フレーレが、まるでボランチのように相手陣内まで持ち上がり、ボールを回そうとしたのです。
しかし、ピッチ状態があまりにも悪く、ボールコントロールを誤り、アトレティコのカウンターを許します。アルナウ・オルティスがセンターサークル付近からシュートを放ち、フレーレが必死に自陣へ戻る中、ボールは無人のゴールへと吸い込まれました。異常さを物語るのは、エウロパのセンターバック2人が、GKよりも前方で自陣ゴールへ向かって走っていたという事実です。GKがどこまで前に出ていたかは、想像に難くありません。
もっとも、彼にとって幸運だったのは、その直後にアトレティコが“お返し”をしてしまったことです。ジョルディ・カノが約25メートルから強烈なミドルシュートを放ち、ボールはクロスバー付近へ突き刺さりました。エスキベルの反応はやや遅く、もう少し何かできたかもしれませんが、再び同点となりました。
その後は一時落ち着いた展開となりましたが、再びエウロパがアトレティコ陣内に圧力をかけ始めます。まずはアドナネ・ガイランのシュートがゴール上に外れ、続いてエリア内からのシュートをエスキベルがセーブしました。
フェルナンド・トーレスは、ダリオ・シッツ、カスティージョ、ナヘラらを投入し、交代策を講じます。ラトビア人のシッツは、投入直後に2-3とする絶好機を迎えました。再びアルナウ・オルティスの素晴らしいプレーから、いわゆる“死のパス”が送られましたが、シュートはポスト際を外れました。
終盤には、地元チームの指揮官アダイ・ベニテスの退場もあり、両チームにさらにいくつかのチャンスが訪れました。特に、アドナネのクロスがコルチョネロの選手に当たって変化し、アトレティコのポストをかすめた場面は、決定機の一つでした。


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