レアル・マドリーはアトレティコのアカデミーの動向を引き続き注視

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レアル・マドリーは、アトレティコ・マドリーのアカデミーで起きるあらゆる動きを引き続き注意深く見守っているようです。両クラブの間でかつて存在していた「不可侵協定(お互いの下部組織の選手を引き抜かない取り決め)」が破られて以来、夏の移籍期間には必ず、アトレティコのカンテラーノが赤と白の縦縞を脱ぎ、マドリーの白いユニフォームに袖を通すという出来事が続いています。

昨夏はガブリエル・カストレロがその一人でした。過去にもアリエル・エンコゲ、アンドレス・コルソバ、ナチョ・アラメダ、ノア・コロナ、イニゴ・フレスコ、ハイメ・アラメダ、セルヒオ・メストレなど、多くの選手が同様の道をたどっています。その中でも最も注目を集め、レアル・マドリーで大きく成長しているのが右サイドバックのヘスス・フォルテアです。彼には、数か月以内にトップチームデビューの可能性もあると見られています。

一方、アトレティコ側も対抗措置としてこの夏にマリオ・デ・ルイス,を獲得しており、これが最後の動きではないと見られています。

このような状況の中、アトレティコ・マドリーのアカデミーでは今夏に契約満了を迎える有望選手が複数おり、同様の“流出”を防ぐためには迅速な対応が求められています。すでにルベン・ゴメスとは契約更新が完了しており、彼は以前からレアル・マドリーの下部組織「ラ・ファブリカ」に何度も勧誘されていました。ゴメスはすでにプロ契約を締結し、シメオネ監督のもとでトップチーム練習にも何度か参加しています。

今夏で契約が切れる選手の一人がアイマール・ガルシアです。彼は18歳ながらアトレティコCでプレーしている唯一のユース選手で、昨季は17歳にしてすでに不動のレギュラーでした。身長192センチの右利きセンターバックで、そのフィジカルの強さが際立っています。今季はシメオネ監督の練習にも常に帯同する存在となっています。

もう一人注目すべきはホルヘ・カステジャーノスです。彼はアカデミー内の各カテゴリーで常に高い得点力を見せてきた選手で、現在20歳。アトレティコCではマネル・ルアノ監督のもとでほぼ不動の右ウイングとしてプレーし、すでに1ゴールを挙げています。

また、契約満了を迎えるもう一人の重要選手がオスカル・トレジャスです。彼はユースAチームでアンヘル・ドナト監督のもと、今季の守備の要として活躍しています。2023年夏にコルネリャから加入し、これまで両ユースチームで安定したパフォーマンスを見せています。

この数か月は、過去数年に続く才能流出を食い止めるために、アトレティコ・マドリーのフロントにとって極めて重要な時期となります。この課題は、クラブの新しいプロフェッショナルフットボールディレクターであるマテウ・アレマニー氏の頭の中にも間違いなくあることでしょう。

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