アトレティコ・マドリーのBチームにとって、今回の試合は難しい挑戦でした。相手は、つい最近セグンダ（2部）から降格した、再昇格を狙うカルタヘナ。コルチョネロスは前半に先制したものの、多くのミスが響き、地元の利を活かした強力な相手に逆転を許してしまいました。試合終盤には猛攻を仕掛け、土壇場での同点も目前に迫りましたが、あと一歩及びませんでした。
前半は堅実で良い内容を見せましたが、試合全体を通しては維持できず。今季の所属グループ（プリメーラRFEF）には強豪が揃っているため、今後の厳しさを示す試金石のような試合となりました。
アトレティコ・マドリレーニョは難所カルタゴノバに、重要な欠場者を抱えて臨みました。フェルナンド・トーレス監督は4人の代表選手（エスキベル、フリオ・ディアス、ラヤン、ダリオ・シッツ）を欠いての布陣でした。
開始5分、マリオ・デ・ルイスがいきなりビッグセーブを見せます。地元チームのサンチェスが左サイドを突破し、ボニャールを振り切ってゴールを狙いましたが、GKの伸びきったセーブで失点を防ぎました。
その後、モンセラーテのハンドでPKが与えられましたが、トーレス監督が要求したVARレビューで、その直前にハビ・セラーノへのファウルが確認され、PKは取り消されました。
攻撃の深みは欠いていたものの、決定力はありました。27分、CKからプリッチが後方から飛び込み、強烈なヘディングで先制点を奪います。大型バルカン人FWは、今季プロジェクトのために獲得された理由を早速示しました。
前半の終盤には、プリッチのクリア時の肘打ち疑惑でカルタヘナ側がPKを訴えましたが、主審はこれを退けます。その直後、コケ・モタが2度のシュートを放ちましたが、GKルチョ・ガルシアに阻まれ、追加点を逃しました。
そして前半アディショナルタイム、カルタヘナが追いつきます。パブロ・ラレアが、クリアボールを拾い、エリア外から強烈な一撃を突き刺しました。
後半：逆転と追い上げ
後半開始早々からカルタヘナが猛攻。シュートを連発し、ついにコケ・モタがチキへの競り合いでPKを与えてしまいます。ルイスミがこれを決め、逆転。GKマリオ・デ・ルイスはコースを読んでいましたが、防げませんでした。
逆転で勢いづいたカルタヘナはさらに攻め立て、右サイドからの攻撃で弱点を突きます。ナチョ・マルティネスが背後にパスを供給し、ルイスミが抜け出す形を繰り返し、最後はケビンがゴール前で仕留めて3-1と突き放しました。
その後もカルタヘナは追加点を狙い、デ・ルイスが再びビッグセーブで失点を防ぐ場面も。
終盤、トーレス監督は交代策を打ち、アトレティコ新加入のアルナウ・オルティスが躍動。87分、自陣からドリブルで持ち上がり、マーカーを抜き去って華麗なフェイントからゴールを決め、3-2に迫ります。さらにポスト直撃のシュートで同点目前。直後にはカルタヘナのナチョ・ルイスが決定機を迎えましたが、デ・ルイスが再び阻止しました。
最後のワンプレーでは、アトレティコGKマリオ・デ・ルイスが攻撃参加し、FKからダイビングヘッドを放つなど、最後の最後まで熱戦となりました。
Cartagena 3-2 Atlético Madrileño
Cartagena: Lucho García, R. Serrano, Imanol Baz, Fidalgo, Calderón (Sánchez 55’), Ortuño Y. (Chiqui 55’), P. Larrea (Blasis 75’) , Luismi (Gómez 78’), Kevin SR(Alcañiz 78’), Perejón y Nacho Martínez.
Atlético Madrileño: Mario de Luis, J. Boñar, Javi Serrano (Morcillo 63’), Iker Luque, O. Jannhe, Koke Mota (Ortiz 63’), Puri, Bellotti (Kostis 78’), A. Corral (Martínez 72’), M. Barboza (Llorente 75’) y Jano.
Árbitro: David Cambronero. Mostró amarilla a los visitantes Janneh (20’), Corral (37’). Bellotti (50’), Koke (58’). A los locales Larrea (45’), Gómez (93’), Nacho (95), Blasi (98’)
Goles:
0-1Puric 27’
1 -1 Larrea 49’
2-1 Redondo 61’
3-1 Sanchez 65’
3-2 Ortiz 88’
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