アトレティコ・マドリーは、トップチームだけでなく多数の下部組織のチームに向けても、新加入選手の発表ラッシュを続けています。今回は、クラブが7月17日木曜日、ラシン・デ・フェロルとの間で、セルビア出身のセンターバック、アレクサ・プリッチ(22歳)の移籍合意に達したことを発表しました。
バルカン半島出身のプリッチは、2029年までの契約をロヒブランコと結び、元アトレティコBにあたるアトレティコ・マドリレーニョにて、フェルナンド・トーレス監督のもとでプレーすることになります。
プリッチはセルビア国内で育成を受け、キプロスとスペインのリーグでの経験もあります。昨季はラシン・デ・フェロルでセグンダ・ディビシオン(2部)37試合に出場しており、アトレティコ加入の喜びをクラブ公式メディアに次のように語っています。
「とても嬉しいです。世界で最も偉大なクラブの一つでプレーできるのは、自分にとって夢のようなことです。本当に素晴らしい気持ちです」
フェルナンド・トーレス監督にとっては、バスケットボール選手になっていてもおかしくないほどの体格を持つセンターバックの獲得となります。ラシン・デ・フェロル側によれば、アトレティコはこの移籍に対して「金銭的補償および将来的な他クラブへの売却時のパーセンテージ権利」を提供しています。
彼は、アトレティコBで素晴らしいパフォーマンスを見せたマルティン・パスカルの後任としての役割を担うことになります。パスカルは経験豊富で、チームに大きな貢献をもたらしました。
守備の柱として期待される新戦力
アトレティコが今回獲得したプリッチは、身長1メートル96センチの非常に大柄な選手で、主に右利きのセンターバックとしてプレーします。彼はセルビアの名門クラブ、パルチザン・ベオグラードの下部組織でキャリアをスタートさせました。
その後、経験を積むためにFKテレオプティクへ期限付き移籍し、2023–24シーズンにはキプロスのドクサ・カトコピアスでプレー。ここでは31試合に出場し、1ゴールを記録しています。
2024年にスペインのラシン・クラブ・デ・フェロルに移籍し、セグンダ・ディビシオンで37試合に出場し、チームの守備の柱として活躍しました。
プリッチは、空中戦の強さやインターセプト能力に優れた堅実なセンターバックであり、体格を活かしたフィジカルの存在感も特筆すべき点です。さらに、セルビア代表のU-19カテゴリーにも招集された経験があり、将来を嘱望されている選手です。
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