アブデ・ライハニ、荷造りを整え、視野に入れるのは“異国の地”

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アトレティコ・マドリーはすでに数週間にわたり移籍市場を動かしています。これはつまり、新加入のニュースだけでなく、退団のニュースもあるということです。そしてそれは、トップチームだけでなく、ヨーロッパでも有数の育成組織を誇るカンテラにも当てはまります。

この時期は、多くの若手選手にとって進路を決める決定的な時期です。特に、年齢的にもそろそろクラブを出ていく必要がある選手にとっては重要です。その一人がアブデ・ライハニです。彼の将来はアトレティコだけでなく、ヨーロッパそのものから離れる可能性が高いようです。

メディア『Lions d’Atlas』によると、アラブ首長国連邦の3つのクラブが、アトレティコ所属のこのスペイン生まれモロッコ代表FWに関心を示しています。具体的には、アル・ジャジーラ、シャバブ・アル・アハリ、シャールジャFCです。複数の関係筋によれば、ライハニは今後2日以内に最終的な決断を下す見通しです。

スペイン生まれでモロッコ代表としてプレーするライハニは、昨季アトレティコBでプレーしましたが、ほとんど出場機会を得られませんでした。フェルナンド・トーレス監督の下でわずか7試合、合計131分の出場にとどまり、その間に1ゴール1アシストという成績でした。

これは、それまでの成長曲線を考えると非常に控えめな数字です。2012年にアトレティコのカンテラに加入して以来、長年をロヒブランコの一員として過ごしてきましたが、ケガ、熾烈なポジション争い、シメオネ監督の戦術的判断などが影響し、トップレベルに定着するための決定的な一歩を踏み出すことはできませんでした。ただし、23/24シーズンにはデポルティーボ・アラベス戦でトップチームデビューを果たしています。

アトレティコとは2027年まで契約を結んでいるライハニですが、ペルシャ湾岸からのオファーをキャリア再生の好機と捉えています。UAEのクラブは、優れた経済条件を提示できることで知られる一方で、外国人選手に重要な役割を託す傾向があります。

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