アトレティコ、リヨンの財政危機に注目:古くからのロヒブランコの獲得希望選手

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今すぐの補強リストには入っていませんが、かつては本気で検討していた選手です。ディエゴ・パブロ・シメオネ監督率いるコーチ陣が非常に高く評価している選手であり、もし状況が好転すれば、予想外のマーケットチャンスになる可能性があります。特に、アトレティコ・マドリーからアンヘル・コレアが退団することが数週間以内に確定しそうなタイミングではなおさらです。

アトレティコは、オリンピック・リヨンに予期せぬ形で発生した状況を非常に注視しています。90年代にフランスサッカーを支配したこのクラブが、財政問題で積み重なった負債を解消できずに降格処分を受けたことは記憶に新しいです。

リヨンには非常に魅力的な選手が揃っており、契約上、行政降格の場合は売却交渉に応じる義務があるため、市場に出ることになります。

その一人がチアゴ・アルマダです。アルゼンチン代表で、アトレティコはかなり以前から注目してきました。ジョン・チャールズ・テクスターが、シメオネ監督の関心を知って「アトレティコが追っているなら間違いなく良い選手だ」と確信したほどです。そして実際、アルマダはとても優秀な選手です。

複数の海外メディアによると、もし行政降格が正式に決まれば、アルマダは大きなマーケットチャンスになるだろうと報じられています。

現時点でアトレティコ・マドリーが具体的な動きを見せているわけではありませんが、もしこうしたチャンスが現れれば動く可能性は十分にあります。しかも、選手の代理人はアグスティン・ヒメネス氏で、アトレティコのオーナー陣と非常に良好な関係を築いています。彼はアンヘル・コレアの代理人でもあり、いわば「身内同然」です。アルマダは純粋なストライカーではありませんが、トップ下としてターゲットマンの背後でプレーしたり(コレアと同様に)、両サイドで動いたりすることもできます。

すでに動き始めているベンフィカ
ただし、このケースの問題は、アトレティコが様子を見すぎると手遅れになる可能性があることです。というのも、ベンフィカはすでに動いているからです。『クラリン』紙によれば、ポルトガルのクラブはチアゴ・アルマダをアンヘル・ディ・マリアの後継者として獲得するため、4,000万ユーロ規模のオファーを準備中とのことです。ディ・マリアはクラブワールドカップ終了後、母国への帰還を望んでいます。

ただし話はそう単純ではありません。というのも、リヨンのオーナーであり、同時にボタフォゴのオーナーでもあるジョン・テクスターにとって、このアルマダ獲得は「自ら主導した個人的なプロジェクト」だからです。ポルトガル紙『ア・ボラ』のインタビューで、テクスター氏は「彼ら(ベンフィカ)とは話をしたが、それは良好な関係を維持するための礼儀だった。私のメッセージは『売るつもりはない』ということをはっきりさせるものだった」と述べています。

ブラジルメディアによると、テクスター氏が考えを変えるとすれば、4,000万ユーロを超える規模のオファーしかないだろうとのことです。これはアトレティコがコレアの後釜として出せる金額を大きく超えています。クラブの補強優先順位も別にあります。現状では、もし条件が噛み合えば動く「注視段階」にとどまっています。ただ一つはっきりしているのは、アルマダ本人がブラジル(ボタフォゴへの逆戻り)への復帰を考えていないということです。すでに欧州サッカーを経験しているからです。

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