もしシメオネもアトレティコで“賞味期限切れ”になり始めているとしたら?

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ワールドカップのベスト16が出そろい、この大会における2つのネガティブサプライズがはっきりしました。一つは、リーベル・プレートとボカ・ジュニアーズの敗退によるアルゼンチン勢の大失態。もう一つは、アトレティコのあっけない敗退です。優勝候補だったのに、すでにバカンス中です。もちろん、ディエゴ・シメオネは敗退について、「ヨーロッパ王者のPSGやリベルタドーレス王者のボタフォゴと同じ勝ち点6だった」と説明しました。ええ、でも結局は帰国です。ルイス・エンリケに叩きのめされてのことでした。しかもその内容は皮肉なことに、アトレティコがこの14年間シメオネの下で築いてきた“犠牲、プレス、闘争、カウンター”という武器で4-0と粉砕されたのです。

この14年で、彼は2度の世代交代を成功させてきました。今もフレッシュな足を持つ兵士たちを揃えようと、フリアン・アルバレスやカルドーソ、バエナを獲得しています。彼らに「人生最後の1球だ」というくらいの執念でボールを追わせるためです。

でも、コケからグリーズマンまで、サイクル終盤に差し掛かった選手がいるのと同じように、“チョロ”自身も賞味期限が近づいているのかもしれません。これまでにアトレティコを頂点に導き、2回のリーガ優勝(マテウ・ラオスの誤審があったものと、無観客で戦ったシーズン)を果たし、レアル・マドリーに負けた2度のCL決勝も“世界の終わり”にしなかったその功績は非常に大きいものです。

おそらくそのためでしょう。彼は世界で最も高給取りの監督だと言われていますが、それには私はずっと疑問を感じています。ちなみに、お金の話をすると、ワールドカップでの3試合でアトレティコは2,300万ユーロを稼ぎました。まさに破格です。バルサがアジアツアー全部で稼ぐのは1,500万ユーロ程度です。

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