ヴィツェル:アトレティコのベストセンターバックになったミッドフィールダー

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2022年夏にボルシア・ドルトムントからフリーで加入し、その後アトレティコにシーズンごとに契約を更新されてきた彼ですが、36歳でクラブでのキャリアに終止符を打ちます。加入から2シーズンは、ミッドフィルダー出身ならではの統率力、戦術理解、優れたポジショニング、ビルドアップ能力で、揺るぎないセンターバックとして君臨しましたが、2024-25シーズン、特に2025年1月以降は終盤を迎えました。

1月25日から5月15日までの間、ベルギー代表の彼は公式戦20試合連続でベンチ入りしながら出場はなく、5月18日ベティス戦の終盤にメトロポリターノでのお別れ出場を果たしました。最終節のジローナ戦(0-4)では先発出場し、クラブワールドカップ2戦目では後半にヒメネスの代わりに出場しゴールも挙げました。

今季は、監督の選択や競争の中で、ウルグアイ代表DFヒメネス、、クレマン・ラングレにポジションを譲りましたが、ビジャレアル戦(2-2)では開幕スタメンを務め、最初の19試合中10試合に先発しました。ただし、その後の存在感は低下し、2023-24シーズンや2022-23シーズンとは対照的でした。

特に2023-24シーズンは、全54試合中51試合に出場(45試合で先発)し、ディエゴ・シメオネ監督が採用した5バックシステムの中で守備の要となりました。ミッドフィルダーから高い信頼性を備えたセンターバックへと変貌し、非常に重要な役割を果たしました。ヴィツェルはアトレティコで通算116試合に出場し、そのうち93試合で先発。3ゴール2アシストを記録しました。最後のゴールはシアトル・サウンダーズ戦でのものでした。

「アクセルは私たちに本当に多くのものを与えてくれました。特に長い間試合に出られなかったこの期間も、ロッカールームでの振る舞いや仲間への接し方、私たちへの対応を含めて、常に最高の態度でいてくれました。それが彼という人間を物語っていますし、私はそこを非常に高く評価しています。選手としても、助けが必要なときにはしっかりと助けてくれました」と、シメオネ監督は今年5月に語っています。

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