アトレティコ、中盤から改革をスタート

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アトレティコ・マドリーは、お伝えした通り、2025-26シーズンに向けた最初の補強をすでに完了させました。ディエゴ・パブロ・シメオネ監督がここ数年クラブのスポーツディレクターに求め続けてきた“5番”(守備的MF)をようやく手に入れることになります。その選手とはジョニー・カルドーソです。コルチョネロスは、レアル・ベティス・バロンピエとの間で移籍金およそ3,000万ユーロの合意に近づいており、契約期間は2030年までになる見通しです。

23歳のアメリカ人ミッドフィールダーであるカルドーソは、アトレティコの中盤を補強するために加入します。中盤は現在かなり手薄で、シメオネ監督がボランチとして起用できるのはコケとバリオスの2人のみです。どちらもそのポジションでプレーすることはできますが、これまで主に前方のインサイドハーフとして活躍してきました。バジェカス出身のコケは育成年代では“5番”としてプレーしていたとはいえ、トップレベルでは主に前目でキャリアを積んでいますし、モラタラス出身のバリオスもアカデミーではよりゴールに近い位置で頭角を現しました。

この中盤は、今シーズン終盤においてロドリゴ・デ・パウルのコンディション低下、コケの負傷、さらにはバリオスのコンディション不良などにより、大きな打撃を受けてきました。さらに、ギャラガーに関しては、シメオネ監督がピボーテに求める役割に適応できませんでした。

この中盤の改革の次なる補強は、アレックス・バエナの加入になる見通しです。アトレティコ・マドリーは数週間にわたって、ロケタス・デ・マル出身のこの選手についてビジャレアルと合意に近づいています。クラブとしてはFIFAクラブワールドカップに間に合わせるべく交渉を進めていましたが、間に合いませんでした。

そのため、数週間以内に彼が正式にアトレティコの一員となることが期待されています。移籍金は約4,500万ユーロとされており、リケルメが同時にビジャレアルへ移籍するか、別の取引になるかはまだ不明です。リケルメの移籍金は1,500万ユーロと見積もられています。

アルメリア出身のバエナは、シメオネ監督に中盤の新たな“エンジン”をもたらす存在になるでしょう。ゲームビジョンに優れ、セットプレーの精度も高く、さらにピッチ上では強いキャラクターを発揮する選手であり、今季のアトレティコに欠けていた要素を補ってくれるはずです。

こうして、カルドーソとバエナの両名が、7月21日に始まるアトレティコ・マドリーのプレシーズン初日から参加する見込みです。この日には、ヴィツェル、アスピリクエタ、ヘイニウドといった一部の選手がすでにチームを去っていることになります。

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