アトレティコ・マドリーは、今夏の移籍市場で大きな動きがあると見込んでいます。補強だけでなく、放出においても動きがある中で、最も扱いが難しい案件の一つがロドリゴ・デ・パウルです。
アルゼンチン代表MFの契約は2026年まで残っていますが、現時点で契約延長の交渉は停滞しています。この状況はクラブにとって悩ましいものであり、35億円(約3,500万ユーロ)を支払って獲得した選手から今夏の市場で何らかの収益を得ることが望ましいとされています。そうでなければ、冬の移籍市場での売却が現実的となります。
シメオネ監督は、来季も彼をチームの一員として考えていますが、移籍市場は長期戦となる可能性があります。そしてこの件についても、例外ではありません。イタリアメディアによると、複数のクラブがデ・パウルに関心を示しているとのことです。
直近では、トルコのガラタサライが新たに浮上しており、マリオ・レミナが移籍する場合の後任候補としてデ・パウルをリストアップしています。ガボン代表のレミナには、サウジアラビアのアル・シャバブFCが関心を示しており、ガラタサライはすでに後釜を探し始めています。特にロドリゴ・デ・パウルに注目しており、現在の市場価値はおよそ2,500万ユーロと見られています。そのため、アルゼンチン代表の獲得には相当な資金が必要とされており、ガラタサライがその規模の取引を実行できるかは不透明です。
ただし、デ・パウルの移籍先候補はトルコだけではありません。イタリアでは、インテル・ミラノとACミランが共に強い関心を持っており、「モトルシート(小さなエンジン)」の愛称で知られる彼のリスト入りが報じられています。
クラブ・ワールドカップにおける世界王者デ・パウルのパフォーマンスは期待を下回るものでした。その経験とリーダーシップを生かして、チームの支柱となることが期待されていましたが、PSG戦やボタフォゴ戦では本来のプレーが見られませんでした。さらに、シアトル・サウンダーズ戦を含め、全試合で65分前に交代しており、その点も評価を落とす要因となっています。
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