トーマス、アトレティコ退団の理由を明かす

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アトレティコ・マドリーが“5番”の補強候補として検討していた選手のひとりが、トーマス・パーテイでした。アトレティコの下部組織出身である彼は、アーセナルとの契約が終了間近であり、マドリード側はヨーロッパでの「最初の家」とも言える古巣への復帰を前向きに考えていました。しかし、このオプションはほとんど消滅したようです。

アトレティコ・マドリーは、マーケットでの最優先候補のひとりであるジョニー・カルドーソの獲得に近づいています。すでに選手本人との合意はできており、ベティスとの合意も成立目前です。一方で、トーマスはアーセナルと契約延長に向けて最終調整段階に入っており、数日中に発表される見込みです。

ここ数日、トーマスはガーナでインタビューに応じ、5年前のアトレティコ退団の経緯について語りました。その中で、契約延長に関してはすべて合意済みだったものの、最後の段階で障害があったと明かしました。

その障害とは、選手代理人に支払われるはずだった10%のコミッションを、アトレティコの幹部のひとりが土壇場で認めなかったことでした。クラブ側は最終的に3%の支払いしか提案せず、トーマスは残りの分を自らの手で代理人に支払う意思を示していたものの、交渉は決裂してしまいました。

移籍市場の締め切りまで、残された時間はわずかでした。そんな最終局面で再び動いたのがアーセナルでした。以前から彼の獲得を狙っていた同クラブは、交渉決裂と契約解除金が5,000万ユーロのままであることを知ると、即座にその金額を支払い、トーマスを獲得しました。

そして今、5年の時を経て、アンドレア・ベルタが再びトーマス・パーテイの契約延長に向けて動いています。ただし今回はアーセナルでの話です。ベルタはかつてアトレティコのスポーツディレクターとしてロンドンに彼を送り出しましたが、今また両者の道が交わろうとしています。

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