アトレティコ・マドリーはクラブワールドカップ・グループB第2戦でシアトル・サウンダーズに3-1で勝利しましたが、ジュリアーノ・シメオネに対して与えられた物議を醸すPKがVARにより取り消されるという場面がありました。
アルゼンチン人の主審ヤエル・ファルコン・ペレスは当初、PKを宣告しましたが、VARによる確認の結果、2つの誤りを犯しました。まず、ファウルの位置がエリア外だったこと、さらに誤って「そもそもファウルがなかった」と判定したのです。
VARのモニター確認によって、主審がアトレティコ側に与えたPKは取り消されました。これについて、当事者のジュリアーノ本人も「初めての経験だった」と語りました。「はっきりとは見えませんでしたが、変だとは思いました。エリア内か外かはわかりませんが、少なくともエリア外のファウルであるべきでした。VARのあとに相手ボールになるなんて見たことがありません」と述べました。
この一件とは別に、グループB第2戦のシアトル戦を1-3で勝利した後、ジュリアーノは「自分の中で多くのこと、特に技術面を改善しようとしている」と述べましたが、「このエンブレムのために戦う姿勢や全力を尽くすことは、絶対に譲れない」とも語りました。
「技術的な面など、まだまだ改善すべきことがたくさんあります。細かい点も含めて。でも、このエンブレムのために、このシャツのために、このチームのために、そしていつも支えてくれるアトレティコのファンのために、戦うこと、全力を尽くすこと、犠牲を払うこと、それだけは絶対に譲りません」と強調しました。
「クラブワールドカップでは、どの相手も簡単ではありません。シアトルも前半、後半ともにプレッシャーをかけてきました。非常に手ごわい相手でしたが、勝つことができたので、この努力にとても満足しています。次のボタフォゴ戦に向けて集中していきます」と試合を振り返りました。
また、ジュリアーノは、パリ・サンジェルマンに0-4で敗れたにもかかわらず、チームは「非常に良い状態で、精神的にも強い」と述べました。
「今のグループにすごく希望を持っています。僕たちは15連勝という記録をつくったチームです。同じグループで、同じチームで、同じ犠牲と努力を積み重ねてきています」と力強く語りました。
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