「エミリアーノ・マルティネスはアトレティコ加入に心を決めている」

この記事は約3分で読めます。

現在、アトレティコ・マドリーのゴールキーパー陣はすでに揃っております。アトレティコは最近、昨シーズンアタランタからのレンタルでプレーしていたフアン・ムッソを正式に獲得しました。

このアルゼンチン人GKに加えて、、さらにカンテラから昇格予定の第3ゴールキーパーが控えており、チームのゴールマウスはすでに万全の体制となっております。つまり、このワールドカップ王者の希望を実現するには、アトレティコ側で何らかの動きが必要になるということです。

報道によりますと、アストン・ヴィラ所属のGKエミリアーノ・マルティネスは、この夏アトレティコ・マドリーへの加入を希望していると、イギリスの『Football Insider』が伝えております。アルゼンチン人GKは今季限りでアストン・ヴィラを退団する見込みであり、現時点ではマンチェスター・ユナイテッドなどの他クラブからのオファーよりもアトレティコを優先しているとのことです。

この動きは、アストン・ヴィラが6月30日までに財政的なルールを満たすために選手売却を求められている事情とも関係しております。マルティネスは高い市場価値と複数クラブからの関心があるため、放出候補の筆頭と見なされております。

わずか数か月前、マルティネスはジョルジュ・メンデス氏が率いるエージェンシー「Gestifute」と契約を結びました。この事務所はアトレティコとの関係が深く、交渉もスムーズに進む可能性があります。マルティネスはアストン・ヴィラとの契約を2029年まで残しており、昨シーズンは53試合に出場、61失点を記録し、16試合でクリーンシートを達成しました。彼は2020年にアーセナルから2,330万ユーロで加入して以降、同クラブで5年間にわたって成功を収めてきました。

また、マルティネスにはアトレティコ・マドリーとスペインでの生活について、代表チームでの友人たちから非常に良い話を聞いているようです。、ナウエル・モリーナらがアトレティコやマドリードでの生活の素晴らしさを語っており、マルティネスがイングランドにとどまるよりもアトレティコを優先する理由のひとつとなっております。

2022年と2024年のFIFA年間最優秀GK賞、そして2023年と2024年のヤシン・トロフィー(バロンドールにおける最優秀GK賞)を受賞しているマルティネスですが、彼がアトレティコに加入するには、現GKヤン・オブラクの退団が前提となります。オブラクは今シーズン、自身通算6度目のサモラ賞(ラ・リーガ最少失点GK)を獲得し、これはリーグ史上最多記録となっています。

サウジアラビアとオブラクの年俸問題
オブラクにはサウジ・プロリーグからのオファーが届いておりますが、現時点では交渉が進展する様子はありません。ただし、アトレティコとしてはオブラクが年俸を引き下げることについては歓迎する構えです。というのも、彼の年俸は年俸総額で2,004万ユーロとチーム内で最も高額であり、財政面での負担となっているためです。

もしそれが難しい場合、よりコストを抑えたゴールキーパーへの移行もクラブにとっては現実的な選択肢となります。ただし、最終的な決定権はオブラクにあり、彼は2028年までの契約を有しております。

コメント