アトレティコ・マドリーは、移籍市場に向けていくつかの課題を抱えています。センターバックを1人または2人獲得する必要があります。クリスティアン・ロメロ、通称「クティ」が最優先のターゲットですが、他にもインカピエ、ウィルフリード・シンゴなどの選択肢もテーブルの上にあります。
そんな中、ポルトガルから新たな選手の名前が浮上しています。アトレティコにとってはマーケット上のチャンスとも言える存在であり、その選手の年齢が注目を集めています。ポルトガルのニュースサイト「CNNポルトガル」によると、アトレティコは、アルゼンチン人DFニコラス・オタメンディ(37歳)の獲得に強い関心を持っているとのことです。オタメンディはクラブ・ワールドカップ終了後にベンフィカとの契約が満了となります。
クラブは、少なくとも1シーズンの契約を結ぶようオタメンディを説得しようとしています。なお、オタメンディは2020年8月からベンフィカに在籍しており、契約は今月末(6月末)で満了予定です。チームにとって重要な選手であるにもかかわらず、市場価値はここ数ヶ月で大きく下がり、現在はわずか100万ユーロ程度となっています。
最近TyCスポーツのインタビューで、オタメンディは自身の将来についてこう語っています。「まだ何も決めていません。まずはベンフィカでクラブ・ワールドカップに出場し、私の契約は6月30日に終了します。まだ何も決まっていません」とコメントしました。
今シーズン、オタメンディはベンフィカで50試合に出場し、7ゴール3アシストを記録しています。得点面では、これが自身のキャリア最高のシーズンとなりました。
欧州でのプレーは約15年に及びますが、キャリア終盤を南米で過ごすという選択肢は、今のところニコラス・オタメンディの視野には入っていません。過去5シーズンを過ごしたベンフィカとの契約満了を機に、かつての所属クラブであるバレンシア(2015~2020)時代を経て、スペインへの復帰もあり得る状況です。
CNNポルトガルによれば、アトレティコは1年契約での獲得を目指しているとのことです。37歳という年齢にもかかわらず、ワールドカップ優勝経験を持つこのディフェンダーには依然として高いポテンシャルがあり、ポルトガル国内では、彼の特性がアトレティコの哲学にぴったり合うと評価されています。
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