アトレティコ・マドリーは、この夏の移籍市場における重要な補強のひとつとなるであろうアレックス・バエナの獲得に向け、引き続き早期の決着を目指して動いています。クラブ関係者によれば、ロヒブランコスの利益にかなう形で、遠からず良い方向に話が進むことを期待しているとのことです。
メトロポリターノのクラブ内部では、この件が最終段階にあると見ています。一方で、ビジャレアル側は、ここ数日でさらに金額を引き上げるために圧力をかけてきているようです。問題は、ロドリゴ・リケルメの扱いに関して生じています。当初の計画では、リケルメがカステリョンのチームに移籍することで、バエナの取引額を下げる意図がありましたが、この部分が難航しています。現在、ビジャレアルはマドリード出身のリケルメに対してあまり乗り気ではなく、現金での取引を希望しているようです。
そのため、当初リケルメの評価額1,500万ユーロを含めて総額4,500万ユーロで合意間近だった取引は、ビジャレアル側の要求によって調整が必要になっています。アトレティコは、バエナに対して支払う固定額を増やさなければならない見通しです。
それでも、メトロポリターノではこの最終的な障害を乗り越えれば、交渉は無事に成立すると確信しています。というのも、ビジャレアルはすでにバエナの後任となる選手を確保しているからです。
ビジャレアルは、ラス・パルマス所属のアルベルト・モレイロとの合意に達しました。モレイロはアレックス・バエナに非常によく似たプレースタイルを持つ選手であり、この事実がアトレティコにとって前向きな展開を後押しする形となっています。
野心的なプロジェクト
モレイロは、攻撃ゾーンで危険を生み出すことができる選手であり、試合の流れを変える能力を備えており、バエナの退団による影響を最小限に抑えることが期待されています。フェルナンド・ロイグ率いるチームにとっては、スペインサッカー界でも有望な逸材をわずか1,500万ユーロで獲得するという素晴らしい契約となります。
モレイロは5年契約を結ぶ予定で、まだ21歳ながら、カナリア諸島のクラブで豊富なプリメーラ(1部リーグ)の経験を積んでおり、その技巧と試合を読む能力で高い評価を受けています。
さらに、モレイロの加入に加えて、ビジャレアルはPSGに所属するカルロス・ソレールの獲得にも関心を寄せており、すでに両クラブ間で交渉が始まっています。これは来季のチャンピオンズリーグに向けて、チームを強化するための動きです。
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