シメオネ監督、スタメンと2つの決断

この記事は約4分で読めます。

ディエゴ・シメオネ監督は、すでにロサンゼルスに到着し、クラブワールドカップ初戦となるパリ・サンジェルマン戦に向けて、チームの最終調整とスタメンの編成に取り組んでいます。シメオネ監督が想定している基本布陣は4-5-1であり、今シーズンを通じて常に流動的であったポジションが2つあります。それは、守備ラインの2枠を巡る3人の選手の争いと、中盤の1枠です。

同時に、準備状況もまだ確定しておらず、フリアン・アルバレス、、ロドリゴ・デ・パウル、ヤン・オブラク、、ジュリアーノ・シメオネといった代表組の選手たちが、今後数時間のうちに合流予定となっており、彼らは日曜日にロサンゼルスのローズボウルで先発出場する見込みです。

これまでマハダオンダで行われた準備期間では、シメオネ監督は主に4-5-1を試しており、これはパリ・サンジェルマン戦で採用される可能性が高いフォーメーションです。ただし、現代サッカーではシステムが試合中に変化することが多く、柔軟な采配を得意とする彼にとっては一つの参考形態に過ぎません。

一つの不確定要素はセンターバックの構成です。2つのポジションに対して3人の候補、すなわちロビン・ル・ノルマン、、クレマン・ラングレがいます。ラングレは、先週木曜日のネーションズリーグ準決勝・対スペイン戦で負傷した股関節の怪我からすでに回復していますが、その怪我のためにフランス代表として3位決定戦には出場できませんでした。

この3人はいずれも今シーズンに出場機会を得ていますが、直近ではル・ノルマンが最も多くスタメン起用されています。彼は、ラングレやヒメネスとのコンビで先発出場した試合が直近9試合のうち8試合を占めており、3人が同時に起用されたのは1試合だけです。

2025年に入ってから、ル・ノルマンは出場可能な28試合のうち22試合に先発出場しており、ラ・リーガとチャンピオンズリーグの両方を含めても主力として位置づけられています。一方、ラングレは26試合中20試合に、ヒメネスは24試合中13試合に先発出場しています。この3人から2人が選ばれる形となります。

今シーズン唯一の対パリ・サンジェルマン戦は昨年11月に行われましたが、その際はヒメネスもル・ノルマンも負傷中で出場できず、センターバックにはアクセル・ヴィツェルとクレマン・ラングレが起用されました。右にはナウエル・モリーナ、左にはハビ・ガランが加わり、両サイドではジュリアーノとコナー・ギャラガーが守備面でスピードのある相手に対応する形となりました。

今週末の試合では、サイドバックにはマルコス・ジョレンテとハビ・ガランの先発が有力視されており、代替としてセサル・アスピリクエタも控えています。また、中盤にはロドリゴ・デ・パウルとパブロ・バリオスの起用も濃厚です。これは4-4-2でも4-5-1でも共通です。

中盤の三角形は、・レスレクシオンを底に据えて構成される見込みです。コケは直近4試合連続でスタメン出場しており、直近8試合中6試合で先発しています。

中盤の残りの構成には、3枚または4枚の形が考えられ、控えのコナー・ギャラガー(直近4試合はベンチスタート)やサムエウ・リーノが起用される可能性もあります。

右サイドはジュリアーノ・シメオネが担当し、4-5-1を採用する場合の左サイドはフリアン・アルバレスが担う見込みです。彼はシメオネ監督のどのシステムでも不動のスタメンです。そして、ワントップにはアレクサンデル・セルロートが起用されると見られています。

これはシメオネ監督にとってのもう一つの大きな決断です。今シーズンを通じて主力だったアントワーヌ・グリーズマンに代わり、ノルウェー人FWであるセルロートがスタメンで優位に立っているように見えます。しかし、フランス代表の大黒柱であるグリーズマンがクラブワールドカップという大舞台でベンチスタートになるのか、あるいはすべての試合で先発から外れるのかは不透明です。彼は現在16試合連続で無得点という状況にあり、この大会でどう反応を見せるかが注目されます。

ゴールキーパーについては、アトレティコでは今シーズンを通じて不動の守護神であるヤン・オブラクが今回も起用される予定です。控えにはフアン・ムッソがいます。オブラクはラ・リーガで6シーズンにわたって最少失点のGKに選ばれた実績があり、クラブワールドカップでも間違いなくスタメンとなる見通しです。

コメント