アトレティコ、カルドーソ獲得交渉を打開する鍵を握る

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アトレティコ・マドリーが来季に向けた補強ターゲットの一人として狙っているのが、23歳のジョニー・カルドーソです。メトロポリターノでは、アメリカ出身の同選手を“5番”=中盤の底の理想的な人材と見ており、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督が長年望んでいるポジションの補強として期待されています。

選手本人とアトレティコとの間では、すでに完全合意に至っているとされています。年俸や契約期間についても完全に一致しており、報道によれば契約は2030年までになる可能性があるとのことです。アトレティコとしては将来を見据えた重要な投資となりますが、問題はレアル・ベティス・バロンピエとのクラブ間合意がまだ取れていない点です。

そもそも、セビージャのエリオポリスに本拠を置くベティスは、6月30日までに予算を合わせるために選手売却をしなければならない状況にあり、この点はアトレティコにとって有利に働いています。問題は、ベティスが選手の権利を100%所有していないことです。一部は彼の代理店が、もう一部はロ・チェルソの移籍金の一部としてトッテナムが保有しています。

アトレティコは、約3,000万ユーロのオファーを提示しているものの、ベティス側はそれ以上の金額を求めている模様です。ラジオ・マルカによれば、現在の差はおよそ500万ユーロ程度と見られています。

この交渉を打開する方法として、「選手を交渉に含める」案が浮上しています。ここ数週間では、リケルメが交渉の一部になる可能性があるとされていましたが、セビージャのローカルテレビ番組『Zona Deporte PTV』によれば、ベティスが受け入れる可能性のある選手としてフアン・ムッソの名前が挙がっています。

現在、レアル・ベティスは新たなゴールキーパーを探しており、38歳のアドリアン・サン・ミゲルは高齢であり、26歳のフラン・ビエイテスも正守護神の座を掴めていません。ベティスの構想では両者を放出し、新たに2人のGKを獲得する計画を立てており、その1人はアルバロ・バジェス、もう1人がムッソになる可能性があるとのことです。

アルゼンチン代表GKのフアン・ムッソは、数時間前にアトレティコと2028年までの新契約を結んだばかりで、31歳とベテランながらも高い実力を誇ります。彼の市場価値は700万~900万ユーロと見られており、この金額が現在のカルドーソ獲得交渉を打開する鍵となる可能性があります。そして、最終的にカルドーソがアトレティコでプレーする道が開けることになります。

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