アトレティコ・マドリーは6月10日火曜日、今シーズンレンタル移籍で加入していたアルゼンチン人GKフアン・ムッソを完全移籍で獲得したことを発表しました。ムッソは今季アタランタからのレンタルでプレーしており、シーズンも終盤に差し掛かっています。
このニュースは必然的にアトレティコの別のGKに影響を与えます。今回はホラツィウ・モルドヴァンの話です。アトレティコはモルドヴァンをクラブワールドカップのメンバーとして招集する可能性を交渉していましたが、最終的には実現しませんでした。なぜなら、ロヒブランコはすでにムッソ、アントニオ・ゴミス、サルバドール・エスキベルの3人のGKと共にアメリカへ出発しており、現地でヤン・オブラクも合流するからです。
モルドヴァン本人もそのことをほぼ確信している様子です。「まだアトレティコとの契約はあります。おそらくクラブワールドカップの招集メンバーになるでしょう。できるだけ多く試合に出られるチームに行きたい」と、オーストリア対ルーマニア戦（2-1）終了後に述べました。しかし、最後に驚きがない限り、招集から外れる可能性が高いようです。
アルゼンチン人選手の獲得により、モルドヴァンの状況はさらに厳しくなりました。モルドヴァンは今季サッスオーロへレンタル移籍してプレーしましたが、イタリアのクラブは昇格したものの買い取りオプションを行使しませんでした。
1998年生まれのモルドヴァンは、インスタグラムでサッスオーロに感謝の意を表し、チームとファンに対し「素晴らしい経験をありがとう。皆さんの前でプレーできたことは喜びであり、優勝できたことは誇りです。これからの皆さんの幸運を祈り、ずっと一番のファンでいます。フォルツァ・ネロヴェルディ！」とメッセージを送りました。
モルドヴァンの選択肢
今後、彼の将来が決まります。ルーマニア代表のゴールキーパーは、トルコの2チームから関心を示されていますが、スペインには戻りたくない意向で、イタリアでキャリアを続けたいと考えています。コジャエリスポル（トルコ1部に昇格したばかり）とトラブゾンスポル（同胞のデニス・ドラグシュがプレーしているチーム）という2つのトルコのクラブが彼に接触しています。しかし、トルコのオファーは受け入れるつもりはないようです。イタリアでの経験が非常に気に入っており、たとえセリエBでもそこでプレーし続けたいと考えているからです。
モルドヴァンは昨シーズン、サッスオーロで27試合のゴールマウスを守り、セリエBで同じ数の失点を喫しました。ルーマニア人ゴールキーパーは11試合でクリーンシートを達成し、チームのセリエA復帰の鍵となる存在でした。しかし、サッスオーロのゴールキーパー、ステファノ・トゥラーティがモンツァへのレンタル移籍からこの夏クラブに戻り、新たな正ゴールキーパーとなる予定です。そのため、サッスオーロはアトレティコと合意していた80万ユーロのモルドヴァンに対する買い取りオプションを行使しないことを決定しました。
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