AFEがアトレティコとレアル・マドリーの休暇カレンダーを巡って主張を継続:ラ・リーガとの対立

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来季のカレンダーを巡って混乱が起こる兆しがあります。これは、目前に迫るクラブ・ワールドカップの開催が多くの既定事項を狂わせたことによるものです。現在、リーガとスペインサッカー選手協会(AFE)の間で、FIFA主催の同大会に出場するスペインの2クラブ、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーのリーガ開幕日に関して見解の相違があります。

AFEは、3週間の休暇とプレシーズン期間を保証する労働協約の遵守を求めています。一方で、ラ・リーガはクラブと口頭で合意しており、クラブ・ワールドカップで準決勝に進出した場合に限り、リーガの試合を延期するという立場をとっています。これに対しAFEは、ラウンド16から延期を認めるべきだと主張しています。

FIFA会長のハビエル・テバス氏自身も最近この点に触れており、「現時点では、マドリードダービーを開幕節に行う予定もなければ、レアル・マドリーやアトレティコが開幕節を欠場する予定もない。最終的な決定は関係機関と協議して決めることになるだろう」とコメントしました。また、「我々の国内リーグはクラブ・ワールドカップのスケジュールに振り回されるべきではありません。ヨーロッパのリーグやクラブはこの大会を支持しておらず、そのスケジュールに従うことはリーガにとって損害でしかありません」とも述べました。

こうした見解の違いは、両クラブがベスト16や準々決勝で敗退した場合に特に問題となる恐れがあります。なぜなら、リーガ開幕前に選手が取れる休暇やプレシーズン期間が労働協約に定められた期間よりも短くなってしまう可能性があるからです。

延期試合のための代替日程も限られており、10月と12月にそれぞれ1週間しか空きがありません。そのうち1週間はすでにスペイン・スーパーカップの延期分に充てられているため、柔軟に対応する余地がほとんど残されていません。

AFEの立場
スペインサッカー選手協会(AFE)は、レアル・マドリーとアトレティコがクラブ・ワールドカップのファイナルステージまで進出した場合、両クラブのリーガ開幕日を8月24日に設定するようラ・リーガに求めています。これは、労働協約で定められている連続21日間の休暇を尊重するためです。

クラブ・ワールドカップの決勝は7月13日に予定されており、AFEはすべてのクラブに対してこの提案をしましたが、日程の余裕がないことから、特にマドリードの2クラブについて強く要望しています。

両クラブの主将と協議した結果、AFEはラ・リーガに対して公式に、両クラブのリーガ開幕戦を1週間延期するよう要請しました。これは、EFE通信社の確認によるものです。

AFEが提示したレアル・マドリードおよびアトレティコの初戦の候補日は以下の通りです:

  • 8月27日(水)
  • 10月29日(水)(コパ・デル・レイ1回戦の予定日)
  • 12月3日(水)(コパ・デル・レイ2回戦の予定日)

しかしながらAFEの提案にもかかわらず、ラ・リーガは先週、2025/26シーズンのラ・リーガおよびラ・リーガ・ハイパーモーションの開幕日を8月17日週末とし、終了日はそれぞれ5月24日および5月31日とすることを発表しました。

また、シーズン中には以下の5つのFIFAインターナショナルウィンドウ(代表期間)が予定されています:

  • 9月1日(月)~9日(火)
  • 10月6日(月)~14日(火)
  • 11月10日(月)~18日(火)
  • 2026年3月23日(月)~31日(火)
  • 2026年6月1日(月)~9日(火)

プリメーラ(1部)は週中開催が3節、セグンダ(2部)は1節予定されています。クリスマス休暇は12月21日(日)の試合終了後から翌年1月4日週末までとなります。

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