イトゥラルデ氏、フリアンの二重タッチに関するUEFAの「スキャンダル」指摘:「ルールを理解しているのか?」

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IFAB(国際サッカー評議会)は、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でのフリアン・アルバレスによる二重タッチのPKに関して、ルールの明確化を行いました。

このプロサッカーにおけるルールの公式機関は、「これは珍しい状況であり、規則第14条には直接的な規定がないため、審判が他の選手に触れる前にボールを2回プレーしたとしてキッカーを罰することを、妥当な判断として行ってきました。そのため、相手チームに間接フリーキックを与えるか、PK戦の場合はそのキックを失敗として記録します」と説明しました。

「これはルールの明確化です」
1995年から2012年までスペイン1部リーグで試合を裁いた著名な元審判エドゥアルド・イトゥラルデ・ゴンサレス氏は、カデナ・セールの番組『エル・ラルゲロ』で、「IFABの通達には、フリアン・アルバレスが2回ボールに触れたとは書かれていません。IFABが言っているのは、ルール14(ペナルティキック)またはルール10(PK戦)において、2回の接触があった場合にどのように再開するべきか、という点に関するルールの明確化です。これはルールの補足説明なのです」と強調しました。

「ご理解いただきたいのは、これは裁判や行政手続きで日常的に起こることです。ある裁判官がある法律に基づいて判決を出しても、最高裁判所がその同じ法律を使って、『それは誤った解釈だ』と否定することがあるのです」とも述べました。

彼はマヌ・カレニョ氏にこう語りました。「修正はされません。なぜなら、サッカーの規則自体が、試合が終了した時点でVARの誤りや審判の誤りは90分で終わり、不服申し立てはできないと定めているからです。たとえ世界で最も重大な誤りがあったとしても、試合がやり直されることはありません。」

また、カデナ・セールの審判アナリストとして、イトゥラルデ氏は「IFABはUEFAやFIFAとは独立した組織であり、唯一、競技規則やその明確化に関して判断を下す権限を持つ組織です」と指摘しました。

イトゥラルデ氏、フリアン・アルバレスのケースに対するIFABの「怒り」と「UEFAへの叱責」を説明
エドゥアルド・イトゥラルデ・ゴンサレス氏は、「IFABは非常に怒っており、UEFAに対して厳しく叱責しました。というのも、UEFAは主審(マルチニアク)の判断を正当化するビデオを公開したからです。しかしそれは事実ではありません」と述べました。

「UEFAのような権威ある組織が、『これは正しい判定だった』とするビデオを出して、そこにはフリアン・アルバレスがボールを2回触っていると説明されているのです。そしてUEFAは、『この2回の接触があったからPKは無効とされた』と主張しました。ですが、これこそが最も深刻な事態なのです…!なぜなら、IFABはUEFAに対して『何を言っているんだ?』と反論しているからです。UEFAのような機関がルールを理解していないのか?この件で最も大きなスキャンダルは、UEFAが審判の判定が正しかったと主張するビデオを公開したことです。そして、規則について語ることができる唯一の機関であるIFABが、『何を言っているんだ? とんでもないことを言っているぞ!』と言っているのです」と、イトゥラルデ氏は憤慨しながら説明しました。

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