去る5月18日、アンヘル・コレアは、得意のゴールでアトレティコ・マドリーのファンに別れを告げました。レアル・ベティス戦で4点目を決め、仲間たちからの温かい祝福を受けた後、コレアは一人ピッチに残り、コルチョネロへの別れを惜しみました。
彼の移籍先はメキシコ、より具体的にはUANLティグレスになると見られていました。選手がアステカ(メキシコ)側と口頭合意に至ったとの報道もありましたが、クラブ側はアトレティコとの600万ユーロの合意があったという報道を否定しています。
彼の移籍は既定路線と見られていましたが、ここにきてアルゼンチンのTYCスポーツ、そしてTNTが相次いで報じたところによりますと、ティグレスとの交渉に“急ブレーキ”がかかったとのことです。そのため、アンヘル・コレアの退団は当初の予想よりも遅れる可能性が出てきました。
現在、アルゼンチン人フォワードの今後がどうなるかは不透明な状況です。30歳の彼はアトレティコとの契約をもう1シーズン残しています。本人は、次のワールドカップを見据えて、レギュラーとして出場機会を得られる環境を求めて退団を希望していました。しかしアトレティコでは、シメオネ監督もクラブ首脳陣も彼のことを高く評価しており、戦力の厚みを保つためにも引き留めたい意向のようです。
他の可能性のある移籍先
ティグレスとの交渉が頓挫したという情報が出た直後から、アンヘル・コレアの新たな移籍先候補として、アルゼンチン国内の2クラブの名前が浮上しています。どちらも彼にとっては母国復帰となります。
もっとも“ロマンチック”な選択肢は、ロサリオ・セントラルへの復帰です。同じく“アンヘル”であるディ・マリアの加入が実現すれば、この移籍がさらに現実味を帯びる可能性があります。アトレティコの背番号10であるコレアは、常々セントラルの熱心なサポーターであることを公言しており、クラブと本人の双方にとって“夢”の移籍となるかもしれません。
もう一つの有力な噂は、リーベル・プレートへの移籍です。このアルゼンチンの強豪クラブは、以前からコレアの獲得に強い関心を示してきました。今後数週間でどうなるかが注目されます。ただし、アルゼンチン復帰にあたっての最大のハードルは、アトレティコが要求するとみられるおよそ1,000万ユーロの移籍金であると見られています。
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