シメオネ監督、クラブワールドカップの目標を設定

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アトレティコ・マドリーの監督ディエゴ・パブロ・シメオネは、クラブワールドカップがナショナルチームによるワールドカップに非常に似たものになることを期待していると語り、6月13日にアメリカで開幕する同大会におけるチームの最初の目標として、ベスト16進出を掲げていると明らかにしました。

「この大会が開催されるのは初めての年であり、スペイン代表として、またアトレティコ・マドリーを代表してクラブワールドカップに臨むことの意味に対して、誰もが大きな期待を抱いています。できる限り良いパフォーマンスをしたいと思っています。きっとナショナルチームのワールドカップに非常によく似た大会になるでしょう。代表チームではなくクラブチームとしてですが、プレースタイルや文化の違うサッカー、南米とヨーロッパで異なるサッカーが見られることになるでしょう」と、シメオネ監督はFIFAを通じた声明で語りました。

「それが観客の注目や楽しみにつながると思います。特に、クラブワールドカップでサッカーチームを見ることに慣れていない人々にとっては特別な体験になるでしょう。そしてこの初めての体験が、人々にとって素晴らしいものになることを願っています」と続けました。

アトレティコは、パリ・サンジェルマン、シアトル・サウンダーズ、ボタフォゴと同じ厳しいグループに入っています。

「私たちは、抱いている大きな期待とともに、まずはベスト16に進出することを目指します。そこから先は、チャンピオンズリーグとは異なり、ワールドカップのような一発勝負になります。チャンピオンズリーグではホーム&アウェイの2試合ですが、こちらは1試合のみで、よりワールドカップに近い形式です。その時に調子の良いチームが勝ち進むことになるでしょう」と述べました。

「私はワールドカップに出場した経験がありますが、それに基づいて言えば、その時点でチームや選手たちの状態がどうであるかが非常に重要です。その時に良い状態であれば、目標達成の可能性は大いに高まると思います」と続けました。

また、シメオネ監督は、長年エリートレベルでモチベーションを保ち続けている理由についても語りました。

「これまでと同じ情熱、同じエネルギー、そして再び自分を変革していく能力を持ち続けています。サッカー選手たちは始まりがあれば終わりもあり、毎年のように変化していきますが、それでもクラブの大きなサポートによって、チームとして成長していくことができました。そして何より、私たちが望むサッカーを体現してくれる選手たちに恵まれたことは、間違いなく私の幸運だと思っています」と語りました。

「それによって、アトレティコ・マドリーは世界中で存在感を増し、成長を止めることなく、安定した立場を築くことができたのです」と付け加えました。

さらに、1994年のアメリカW杯から現在までに見られたサッカー界の変化についても言及しました。「サッカーはまったく別のものになりました。ルールの変更をはじめ、プレースピードの激しさも増し、選手たちには戦術的な情報がより多く求められるようになりました。私たちがプレーしていた頃は、そうした情報は今ほど多くなく、もっと選手一人ひとりの創造性や個性がチームを高める原動力となっていました」と述べました。

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