日曜日のジローナ戦で何が起ころうと、アトレティコは3位になります。目標達成です。リーガの表彰台です。ロヒブランコは、王者バルセロナと2位レアル・マドリーという、シーズンごとにタイトルを分け合う巨大なチームに続いています。実際、アトレティコは過去11年間で唯一、その二強体制を打ち破ることができたチームです。まさに「目の上のたんこぶ」のような存在です。常に邪魔者でした。2013-14シーズンと2020-21シーズンには優勝も果たしています。しかし、3位になる方法には様々なものがあり、ロヒブランコは「気を抜いてしまう」という方法を選んでしまいました。3月以降、全く競争していません。今シーズンの後味は苦いものです。終わりは常に始まりを書き換えてしまいます。そして、この5月は、1月にチームがウィンターチャンピオンとして前半戦を終えた頃の目標とは大きくかけ離れています。
当時、チームは勝ち点44(13勝5分け1敗)を獲得しており、当時3位だったバルセロナに6点差をつけ、レアル・マドリーには1点差をつけていました。しかし後半戦では崩壊し、わずか29ポイント(8勝5分5敗)しか取れませんでした。バルセロナにはこの後半戦だけで18ポイント差をつけられ、さらに前半戦での6ポイント差をひっくり返されたため、合計24ポイントもの差をつけられました。「3位」という結果だけに目を向けてはいけません。赤と白のユニフォームが見せた崩壊は明白です。最終節を残した現時点で、今季の後半戦はシメオネ監督体制下で2番目に悪い成績となっています。モンティリビで勝ったとしても勝ち点は32にとどまり、これは2012-13シーズン(シメオネの初のフルシーズン)と並ぶ数字です。ちなみに、監督就任直後の2011-12シーズン後半は勝ち点30であり、それと並ぶほどの低調ぶりです。
南部とアウェイでの不振
この崩壊にははっきりとした地図があります。それは「マドリード南部」であり「アウェー戦」です。後半戦開始直後のレガネス戦(ブタルケ)と、ヘタフェ戦(コリセウム)での敗戦は致命的であり、そこから悪夢の1週間が始まりました。チャンピオンズリーグ準々決勝でマドリーに敗れ、その翌週のリーグ戦ではメトロポリターノでバルセロナに敗北。この時点で挽回の余地はほぼなくなりました。遠征のたびに力を失ったようで、ラス・パルマスやエル・サダールでの敗北、メンディソローサやコルネリャでの引き分けが続きました。実際、降格圏に巻き込まれていたチームのうち、バジャドリードには圧勝しただけです。他のチームには、何らかの形でつまずいています。エスパニョールには、ホームでもアウェイでも勝利できませんでした。
期待値が高かっただけに落胆も大きいです。11月から1月にかけて、全コンペティションで15連勝という圧巻の成績を残し、モンジュイックではバルセロナを打ち負かすなど、自らが生み出した期待の高さがありました。夏には1億8,000万ユーロ以上を投資し、フリアン・アルバレス、ル・ノルマン、セルロート、ギャラガーといった大物を獲得したにもかかわらず、この結果です。今季の3位は、たとえば2015-16シーズンの3位とは大きく異なります。当時は最終盤のレバンテ戦(シウダ・デ・バレンシア)で敗れて優勝を逃したとはいえ、最後の最後までバルサやマドリーと本気で優勝争いを繰り広げていました。順位は同じ「3位」でも、その味わいはまるで異なり、あの時はより甘く感じられたものでした。
このことは、日曜日の最終節終了後に選手たちが受け取る「5月の成績表」に記されるべき重要なポイントとなるはずです。
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