アトレティコ・マドリーは、ラ・リーガ最終節をモンティリビでジローナと対戦して締めくくります。この試合を担当するのは、ヘスス・ヒル・マンサーノ主審です。エストレマドゥーラ州出身のこの審判は、これまでに37回ロヒブランコスの試合を担当し、シメオネ監督率いるチームに対して計6枚のレッドカードを提示しています。こうした数字が、クラブがこの人選に満足していない理由を物語っています。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)はアンダルシア州出身のフィゲロア・バスケス審判が担当します。
「この審判とのことが習慣になりつつあるようです。もちろん、彼のことは大いに尊重していますが、今回が初めてでも、2回目でも、3回目でもありません。そして問題は、これが“当たり前”になってしまうことです。試合を見た方は、あの退場処分が妥当でなかったことがわかるでしょう。ただし、もはや驚くことではありません」と語ったのは、2023年2月にサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリーとのマドリード・ダービーでコレアが退場処分を受けた際の、アトレティコ・マドリーのチームマネージャー、トマス・レニョネスです。なお、アルゼンチン人のコレアは、ヒル・マンサーノ主審に退場処分を受けたアトレティコの6人目の選手となりました。
その試合でコレアは、リュディガーに対する暴力行為の疑いで退場させられました。数年前の2021年には、アスレティック・クラブ戦でジョアン・フェリックスが無礼な態度を理由に退場となっています。2019年には、カンプ・ノウで行われたリーガ優勝を争う重要なバルセロナ戦で、ジエゴ・コスタが主審への暴言により一発退場となりました。2017年には、コパ・デル・レイ準決勝の第2戦バルセロナ戦で、カラスコが途中退場を命じられ、その試合でアトレティコは敗退しました。
しかし、それらを上回る出来事が2015年のコパ準決勝第2戦にありました。その日、アトレティコは2-3で敗れましたが、ガビが一発レッドを受け、マリオ・スアレスはイエローカード2枚で退場となりました。さらにフラストレーションを募らせたアルダ・トゥランが、副審に向かってスパイクを投げるという事態まで発生しました。
このような理由から、ヒル・マンサーノ主審はアトレティコにとって良い記憶を持たない存在となっています。彼はこれまでにアトレティコの試合を37回担当し、成績は18勝8分11敗。アトレティコには106枚のイエローカードを提示しており、1試合あたり約2.7枚となっています。
一方、ジローナに関しては、よりバランスの取れた戦績となっています。12回の担当試合で、4勝5分3敗。提示されたイエローカードは合計39枚で、1試合あたり約3.25枚です。
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