シメオネ監督、リーノに手を差し伸べる：「何の疑いもありません」

サムエウ・リーノのアラベス戦での出場はアトレティコに活力を与え、2度のチャンスを作り出すなどの活躍を見せたことにより、3試合ぶりに先発出場の機会が与えられる見込みです。

最後に先発したのは、第29節のRCDエスパニョール戦でした。メンディソローサでの終盤のプレーが、シメオネ監督のリーノに対する信頼の“燃料タンク”を再び満たした形です。「彼は非常に重要な選手です。出場した際はいつも、競争心を持って全力を尽くしてくれました」と、レアル・ソシエダ戦の前日会見でシメオネ監督は語りました。「何の疑いもありません。彼の状態はとても良いと見ていますので、明日は先発になるかもしれません。アラベス戦の最後の20分間で見せてくれた姿を、この試合ではもっと長い時間見られることを期待しています」と述べました。

今シーズンは、昨シーズンと比べると出場機会が減っており、昨季は46試合に出場し8得点8アシストを記録しましたが、今季はここまで41試合中25試合で先発、出場時間は1,980分、得点は4、アシストは6と、得点面での生産性は低下しています。2月以降ゴールはなく、クラブワールドカップ前に再び定位置を取り戻そうと奮闘しています。

それでも、シメオネ監督は今なおリーノをアトレティコの将来を担う選手の一人として考えています。

とはいえ、リーノのアトレティコでの将来は不透明です。クラブは彼のパフォーマンスに満足しているものの、今夏は活発な移籍市場が予想されており、25歳のブラジル人選手に対して寄せられるオファーに耳を傾ける方針です。本人としても、チーム内での重要性を取り戻し、夏には自らの将来を明確にしたいと考えています。