テュラム、アトレティコが“逃した”今注目の9番

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マルクス・テュラムは、現在ヨーロッパで最も注目されているフォワードの一人です。インテルでのバルセロナ戦の圧巻のパフォーマンスにより、その評価はさらに高まりました。彼はこれまでアトレティコ・マドリーが複数の移籍市場で獲得を望んできた選手ですが、結局のところ、現在チャンピオンズリーグ決勝に進出しているインテルの経済的な勢いに押される形で実現しませんでした。

話は2023年の冬の移籍市場にさかのぼります。当時、アンドレア・ベルタが主導となり、アトレティコはボルシア・メンヘングラートバッハに所属していたテュラムの獲得に乗り出しました。彼はすでにそのクラブで頭角を現しており、移籍金として1,500万ユーロ以上が求められていました。しかし、アトレティコは数か月後に契約が満了することを見越して、経済的な努力は行わず、フリーでの獲得を狙う方針をとりました。

そして夏を迎えました。アトレティコは、フランス代表であるテュラムをマドリードに迎えるため、グリーズマンまで動員して説得を試みました。経済面でも本格的に勝負をかけるべきタイミングでしたが、ここでインテルが一歩先んじ、移籍金としてイタリアでは1,000万ユーロ以上とされる契約ボーナスを提示しました。

イタリアの正しい判断
今回のチャンピオンズリーグの対戦により、テュラムの獲得がいかに正しい選択だったかが証明されました。彼はゴール数(今季18得点)だけでなく、あらゆる面で優れた働きを見せています。特に空中戦での強さは圧倒的です。そうしたすべての資質を持つ彼は、本来であればアトレティコのユニフォームを着ていてもおかしくなかった逸材です。

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