アトレティコが注目する2人の左サイドバック… そこにレアル・マドリーも関与

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アトレティコ・マドリーにとって、来シーズンに向けた左サイドバックの補強は最優先事項のひとつです。ハビ・ガラン選手は悪くないパフォーマンスを見せてはいますが、クラブとしてはチームにさらなるクオリティをもたらす選手を獲得したいと考えています。できれば、若くて将来性のある選手が理想です。

そうした条件にぴったり当てはまるのが、現在メトロポリターノで高く評価されている2人のサイドバック、アルバロ・カレーラスとミゲル・グティエレスです。ただし、どちらの獲得も簡単ではありません。

22歳のガリシア出身のアルバロ・カレーラスは、今シーズンベンフィカで素晴らしい活躍を見せており、アトレティコはシーズン序盤にダ・ルスで大敗を喫した際に、その実力を痛感しています。将来性も非常に高く、市場価値は2,800万ユーロですが、契約解除金(違約金)は5,000万ユーロに設定されています。

ベンフィカとしては、昨年7月に600万ユーロで獲得したこの選手を売却することに問題はありませんが、アトレティコにとって障壁となるのが「競合の存在」、特にレアル・マドリーです。カレーラスはスペインU-21代表であり、レアル・マドリーは3,000万ユーロ超の金額を用意して獲得に乗り出す意向を示しています。なお、カレーラスは元々レアル・マドリーのカンテラ出身です。

一方で、アトレティコが注目するもう一人の選手ミゲル・グティエレスも、同様にマドリーのカンテラ出身であり、彼の場合はトップチームでの出場経験もあります(カレーラスは17歳でイングランドへ移籍)。ミゲルは2022年夏に400万ユーロでジローナに移籍し、現在ではその市場価値は6倍にまで上昇しています。

すでにプリメーラで地位を確立しており、2027年まで契約を結んでいるこのピント出身の左サイドバックには、レアル・マドリーが再獲得オプション(800万ユーロ)を保有していますが、現時点では行使の予定はないとされています。とはいえ、ジローナが彼を売却した場合、その収益の半分はサンティアゴ・ベルナベウに入る契約となっており、マドリー側としてはカンテラ出身選手がアトレティコに移籍することを快く思っていないようです。ただし、選手本人はアトレティコのユニフォームを着てマドリードに戻ることを非常に喜ばしく思っているとのことです。

ミゲルの契約解除金は3,500万ユーロですが、ジローナは2,000万ユーロでの移籍を容認する姿勢です。彼に関しては、主なライバルクラブはイタリアからで、ユベントスやミランがすでに選手側に接触し、関心を示しています。

もちろん、アトレティコがリストアップしている左サイドバックはこの2人だけではありませんが、彼らのような「若く、実績があり、将来性のあるスペイン人選手」は非常に高く評価されています。メトロポリターノでは、来シーズンに向けて左サイドの補強を行うことが確実視されています。

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