シメオネの評価を高めるインテルのデータ

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インテル・ミラノは、過去3年間で2度目のチャンピオンズリーグ決勝に進出します。今回は準決勝でバルセロナを破っての快挙で、ホーム&アウェー合わせて13ゴールが飛び交う壮絶な戦いでした。この偉業に、かつて1997年から1999年にかけてネラッズーリで2シーズンを過ごしたディエゴ・パブロ・シメオネも、自宅で喜んだに違いありません。

この偉業は、アトレティコ・マドリーが昨シーズン達成したチャンピオンズリーグでの戦いの価値をも改めて示すものです。アトレティコはその大会で、ベスト16においてインテルを敗退させました。これは、過去3年間でインテルが唯一早期に姿を消した大会でもあります。しかも、インテルの選手構成は昨季とほとんど変わっていません。

その際、アトレティコはミラノでの第1戦をアルナウトヴィッチのゴールによって0-1で落としました。一方、マドリードでの第2戦では、試合の30分過ぎにディ・マルコのゴールで先制されたものの、その2分後にグリーズマンが同点ゴールを決めました。そして87分にはメンフィス・デパイのゴールで2試合合計スコアが並びました。PK戦の末、アトレティコがインテルを下しました。

この試合には、今季のチームとは大きく異なる選手たちが出場していました。現在は表舞台から遠ざかっている選手たちです。当時の先発には、現在トラブゾンスポルで18試合出場のサビッチ、ローマで13試合、レヴァークーゼンで7試合に出場したエルモーソ、セビージャでレギュラーになれなかったサウール、ミランでは6ゴール止まりでその後ガラタサライに移籍して5得点を挙げているモラタ、さらにコリンチャンスで6得点9アシストを記録しているメンフィスなどが含まれていました。

その夜の試合には、現在もアトレティコに所属しているものの、今季シメオネのもとで出場機会が少ない選手たちも出場していました。例えば、先発出場したヴィツェルや、途中出場のリケルメ、アスピリクエタなどがそうです。あのときの先発メンバーは、以下の通りです:

オブラク;モリーナ、サビッチ、ヴィツェル、エルモーソ、リーノ;ジョレンテ、、デ・パウル;グリーズマン、モラタ。

このようなチームで、シメオネは過去3年間で2度のチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしたインテルを退けました。インテルは2023年にはマンチェスター・シティに1-0で敗れ、そして2025年には再び決勝へ進出します。それも、ほぼ同じ選手構成とシモーネ・インザーギという同じ監督の下でです。

間違いなく、シメオネのこの功績は十分に評価されていないかもしれませんが、大きな成功であることは疑いようがありません。

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