クラブワールドカップ出場に向けたヘイニウドのアトレティコへの粋な計らい

モザンビーク出身のサイドバック、ヘイニウドは、アトレティコ・マドリーとの契約が6月30日に満了する予定でしたが、クラブワールドカップに出場するために「即決」で契約延長を行い、少なくとも7月中旬までクラブにとどまることになりました。これは『マルカ』紙が報じたものです。

彼のアトレティコとの長期的な将来はまだ不透明であり、複数の欧州クラブが彼に関心を示していますが、ヘイニウドはアトレティコへの献身を優先し、長期契約の正式なオファーを待たずに延長にサインしました。つまり、今回の契約延長が来シーズン以降のチーム残留を意味するわけではなく、それについては今後交渉される必要があります。

この決断は、FIFAが選手のこうした状況を想定して設けた特別な措置を活用したもので、クラブ側からの正式な更新オファーがなくても、クラブワールドカップ終了まで契約を延長することが可能となっています。

アトレティコは現在、左サイドバックの補強を検討しており、来季に向けたヘイニウドの契約状況についてもまだ明確にはなっていませんが、もしハビ・ガランの売却が実現すれば、ヘイニウドとの長期契約の可能性も出てきます。

クラブワールドカップの初戦には現行のアトレティコ全選手が参加する予定です。セサル・アスピリクエタ、アクセル・ヴィツェル、コケといった6月30日で契約満了を迎える他の選手については、今回の件に先立ち、すでに契約延長が調整されていました。また、ムッソやラングレのようなレンタル選手も、米国で行われるこの大会に帯同する予定だと『マルカ』は伝えています。