グリーズマン、アトレティコに残留

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アントワーヌ・グリーズマンはアトレティコ・マドリーに残留することになりました。フランス人選手は来シーズンもロヒブランコとしてプレーを続けます。当初はアメリカのサッカーリーグへの移籍が有力視されていましたが、それは回避されました。

さらに、同選手は契約を2027年6月まで延長する予定であると、メディア「Relevo」が報じ、「ムンド・デポルティーボ」もこれを確認しています。これは、2026年に満了予定だった現行契約を1年延長する形となります。

今シーズン、グリーズマンは14試合連続でゴールを決めていないなど、パフォーマンスの低下が見られました。また、MLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルスFCへの移籍が取り沙汰されていましたが、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督はここ数週間、公私にわたって同選手を擁護し続けていました。

記者会見などで幾度も彼を擁護し、調子を落とす中でもスタメン起用を続けたのです。この決定において、「チョロ」自身が重要な役割を果たしました。彼はグリーズマンの残留を強く要望していたのです。

この延長に至った背景にはグリーズマンの個人的な判断も影響しています。彼の家族はマドリードで非常に快適に過ごしており、本人もクラブの財政状況に配慮して減俸を受け入れる意向を示しました。現在の年俸800万ユーロ(手取り)は、今後2シーズンに分けて支払われる予定です。これは、キャリアの終盤に差し掛かった選手に対してアトレティコが取る一般的な措置であり、ビトロやジョアン・フェリックスなどの前例もあります。契約延長が必ずしも2年間プレーすることを意味するわけではありませんが、クラブにとっては給与の償却をしやすくなるという利点があります。

アトレティコは、グリーズマンとアンヘル・コレアの将来が不透明だったことから、2人のフォワードを補強する可能性も検討していました。しかし今回の契約延長により、クラブの伝説であり、ロッカールームにおいても重要な存在であるグリーズマンの残留が確定しました。長らく交渉されてきたこの合意は、グリーズマンのような高いクオリティを持つ選手をアトレティコに留めることを可能にするものです。

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