アトレティコ・マドリーは、今夏の移籍市場で1人以上の中盤選手の補強が必要になります。そしてすでに動き始めています。以前からさまざまな名前が候補として挙がっており、実現がほぼ不可能な夢のような選手(エンソ・フェルナンデス)から、非常に魅力的なオプションであるお馴染みの選手(ロドリゴ・ベンタンクール)まで、そして“市場のチャンス”として狙える選手たちも含まれています。
アトレティコは、トーマス・パーテイの復帰を計画していると『マルカ』が報じ、『ムンド・デポルティーボ』もその情報を確認しました。彼はアトレティコのカンテラ出身で、現在アーセナルとの契約が6月で満了する状況にあることから、市場のチャンスとして注目されています。
パーテイは、アトレティコのカンテラで育ち、アーセナルに移籍する前はシメオネ監督の戦術において非常に重要な存在でした。そのため、クラブ、チーム、スペインリーグをよく理解していることから、即戦力として計算できる補強となります。特に、信頼できる守備的MFを必要としているチームにとっては非常に大きな補強となるでしょう。
とはいえ、パーテイの獲得は簡単ではありません。アーセナルでの良好なパフォーマンスに加え、フリーエージェントになることで、他クラブにとっても非常に魅力的なターゲットになっているからです。バルセロナやユヴェントスといったビッグクラブも彼に注目しています。
退団時の問題
また、アトレティコ退団時の経緯もあります。彼の移籍はアーセナルが契約解除金全額を支払う形で実現し、クラブ側とはあまり円満な形ではありませんでした。ただし、これは乗り越えられない問題ではありません。ジエゴ・コスタ、フィリペ・ルイス、アントワーヌ・グリーズマンのように、かつて退団した選手たちが再びクラブに戻り、問題なく適応し、ファンの支持を再び勝ち取った例もあります。
パーテイの加入は、アトレティコ・マドリーが抱える守備的MFの問題を解決することになるでしょう。これまでにも、トレイラ、フェルメーレン、コンドグビアといった選手を獲得してきましたが、完全には穴を埋められませんでした。また、ヴェッラッティ、ホイビュルク、スビメンディ、アムラバトなど、獲得に至らなかった選手も多く存在します。
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