アトレティコ・マドリーが今夏の移籍市場で検討すべき重要なテーマの一つが、クレマン・ラングレの去就です。現在、FCバルセロナからのレンタルでプレーしているフランス人DFについて、アトレティコは経済的条件がクラブにとって有利な場合に限り、完全移籍を検討する姿勢を示しています。
現在のラングレの年俸は1,600万ユーロであり、そのうちアトレティコが固定給として300万ユーロを支払っている状況です。したがって、クラブの給与体系に合わせるためには、彼自身が大幅な減俸を受け入れる必要があります。
今シーズンは29試合に出場し、2ゴール2アシストと好成績を収めているものの、以前からお伝えしている通り、アトレティコ側は過度な出費をしてまで獲得するつもりはありません。FCバルセロナ側は、ラングレの移籍金を1,000万ユーロと設定していますが、アトレティコは30歳を超え、もともとカタルーニャのクラブで構想外だった選手にしては割高だと考えています。
しかし、カンプ・ノウの関係者は、今季メトロポリターノでの活躍によりラングレの市場価値は上がっていると見ています。
一方で、イタリアからは新たな動きが報じられています。ユベントスのスポーツディレクターであるクリスティアーノ・ジュントーリ氏は、ラングレを高く評価しており、1,000万ユーロの移籍金も妥当な額だと考えているようです。ユベントスとしては、現在アトレティコでプレーするラングレが経験と安定感をもたらす補強になると期待しており、獲得に前向きであると伝えられています。
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