シメオネはフリアン・アルバレスの時のようにクティ・ロメロを説得できるのか？

アトレティコはすでに来季に向けた準備を進めています。クラブは今夏の移籍市場が活発になることを予想しており、補強ターゲットの中でも特に注目されているのが、守備陣を強化するためのもう一人のワールドカップ優勝選手です。

ここ数週間、アトレティコ・マドリーが関心を寄せているセンターバックの一人が、トッテナム所属のクリスティアン・”クティ”・ロメロであることが明らかになっています。この移籍交渉は簡単なものではありませんが、フリアン・アルバレスの獲得も当初は難航すると考えられていたものの、最終的には実現しました。

Sky Sportsによると、ディエゴ・シメオネ監督はすでにロメロと会談を行っており、彼をロヒブランコの一員とするための興味深いステップを踏んでいます。「アラーニャ」のケースと同様に、シメオネの存在がこの困難な交渉を成功へと導く鍵になる可能性があります。

ロメロ本人とシメオネ監督は移籍に前向きと見られていますが、最大の障害となるのはトッテナムが要求する移籍金です。その額は 8,000万ユーロとされており、アトレティコにとってセンターバックの補強にこれほどの資金を投じるのは現実的ではありません。ちなみに、フリアン・アルバレスの移籍金は固定額 7,500万ユーロに加えて、追加の出来高が設定されていましたが、それでもロメロの要求額には及びません。

Sky Sports の報道によると、高額な移籍金や交渉の難しさにもかかわらず、ロメロ本人とその代理人は移籍を成立させるために協力する意思を示しているとのことです。ロメロは2027年まで契約を結んでおり、市場価値は 5,500万ユーロ（Transfermarkt調べ）とされています。