マドリードから天国へ… それとも“地獄”へ

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アトレティコ・マドリーは日曜日、ヘタフェのコリセウムで今シーズン6敗目を喫しました。この試合では、87分にセルロートのPKでリードを奪っていましたが、88分にコレアが退場すると状況が一変。終了間際にアランバリが2ゴールを決め、ヘタフェが逆転勝利を収めたことで、アトレティコは首位の座を失いました。

アトレティコが喫した6敗のうち、4敗はマドリード州での試合でした。ひとつはチャンピオンズリーグのリール戦で、ホームのメトロポリターノでの敗戦です。さらに、リーガではレガネス戦で敗れ、15連勝の歴史的記録に終止符を打たれました。先週は、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のファーストレグでベルナベウで敗北。そして日曜日にはヘタフェ戦での黒星。リスボン(ベンフィカ戦)とセビージャ(ベティス戦)も、アトレティコが敗れた他の2都市です。

マドリードは今季のアトレティコにとって最大の弱点となっています。しかし、同時にマドリードは、アトレティコにとって“天国への扉”となるかもしれません。その鍵を握るのがメトロポリターノ。シメオネ率いるチームは、ここでの試合を通じて、わずか1か月の間に今シーズンの命運を左右することになります。

今週、アトレティコはすでにチャンピオンズリーグとリーガの2試合に挑みます。水曜日には、チャンピオンズリーグ準々決勝進出をかけ、1-2のビハインドを背負った状態でレアル・マドリーを迎え撃ちます。負ければ即敗退です。そして日曜日には、バルセロナとの対戦が控えています。現在リーグ3位のアトレティコは、1試合少ないもののバルサと勝ち点1差。この試合で敗れると、リーグ優勝争いは厳しくなります。

さらに、4月2日には再びメトロポリターノでバルセロナと対戦します。今度はコパ・デル・レイ準決勝のセカンドレグ。ファーストレグの壮絶な4-4の引き分けを経て、両者は決勝進出をかけて激突します。

アトレティコは、マドリードで今シーズンの全てを懸けた戦いに挑みます。今季6敗のうち4敗を喫した地でありながら、ホームでの圧倒的なパフォーマンスによって、すべてを勝ち取る可能性を秘めています。そして、ファンの声援こそが、チームを勝利へと導く大きな力となるでしょう。

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