チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦・第1戦で、サンティアゴ・ベルナベウにて2-1で敗れたアトレティコは、今週水曜日の試合で逆転を狙い、メトロポリターノでの強さに頼ります。メトロポリターノでは、通算191試合で69.6%の勝率を誇りますが、対レアル・マドリー戦に限ると、この数字は33%にまで下がります。
ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコにとって、今週水曜日のダービーは、熱狂的なファンとともに挑む大きな試練となります。第1戦での劣勢を覆すためには、昨シーズンのインテル戦で見せたような戦いが求められます。当時も決勝トーナメント1回戦で、サン・シーロでの0-1の敗戦を受け、メトロポリターノで2-1の勝利を収め、PK戦の末に勝ち上がりました。
この試合は、メトロポリターノでの歴史的な夜の一つとして語り継がれ、今週水曜日の参考になる試合でもあります。アトレティコは2017年のスタジアム開場以来、レアル・マドリーと9回対戦し、3勝4分2敗という成績を残しています。
今回の試合で期待されるのは、レアル・マドリー戦での過去33%の勝率です。特に、2022年5月8日にヤニック・カラスコの40分のゴールで1-0の勝利を収めた試合は、今の状況と重なる部分があります。ただし、この試合では、すでにラ・リーガEAスポーツの優勝を決めていたレアル・マドリーが多くの控え選手を起用していました。
また、直近の2勝はどちらも2点差以上での勝利です。
・2023年9月24日(ラ・リーガEAスポーツ):アトレティコが3-1で勝利。アルバロ・モラタ(4分、46分)、アントワーヌ・グリーズマン(18分)が得点し、レアル・マドリーはトニ・クロース(30分過ぎ)がゴールを決めました。
・2024年1月18日(コパ・デル・レイ決勝トーナメント1回戦):一発勝負の試合で、90分間は2-2(サム・リーノ、モラタ、ヤン・オブラクのオウンゴール、82分にホセルの同点弾)でしたが、延長戦でグリーズマンが100分に決勝点を挙げ、119分にロドリゴ・リケルメが追加点を決め、4-2で勝利しました。
一方で、アトレティコはメトロポリターノでのダービーで4回引き分け(今季の1-1、2020-21シーズンの1-1、2019-20シーズンの0-0、2017-18シーズンの0-0)、2回の敗戦も経験しています。
・2019年2月9日(1-3):カゼミーロ、セルヒオ・ラモス、ガレス・ベイルが得点。
・2022年9月28日(1-2):前半にロドリゴ・ゴエスとフェデリコ・バルベルデのカウンターゴールが決まり、致命的な敗戦となりました。
このように、アトレティコはメトロポリターノで9回のダービーを戦いながら、同時にチャンピオンズリーグでは6度の決勝トーナメントを戦っています。
ここまでの戦績では、ホームでの決勝トーナメント戦で4勝(2-0ユベントス、1-0リヴァプール、2-1インテル、2-1ボルシア・ドルトムント)を挙げており、これらの結果はレアル・マドリー戦での逆転に十分な数字です。また、2度の引き分け(1-1マンチェスター・ユナイテッド、0-0マンチェスター・シティ)もあり、特にシティ戦では1点のビハインドを抱えながら、試合終盤に相手を追い詰めました。
総合すると、アトレティコ・マドリーはメトロポリターノで通算191試合を戦い、133勝(勝率69.6%)を記録しています。そのうち69試合は2点差以上での勝利(36%)で、もし今回も同様の結果を出せば、チャンピオンズリーグの次ラウンドに自動的に進出できます。さらに、64試合は1点差勝利であり、その場合は延長戦に突入します。
シメオネ監督率いるアトレティコは、直近57試合のホームゲームで47勝を記録しており、191試合中17敗しかしていません。また、41試合で引き分けています。さらに、96試合では無失点(83勝13分)を達成し、191試合中169試合で得点を記録しています。無得点に終わった試合はわずか22試合です。
こうしたデータを踏まえ、アトレティコは今回のダービーで33%の確率を超え、勝利と逆転を目指します。
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