アトレティコの1×1評価:アイデアのないチームでコレアが“ハラキリ”

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オブラク
ウチェのヘディングシュートをゴール前でしっかりキャッチ。セカンドチャンスを与えないのがスロベニア人GKの最大の強みです。その後、難しいクロスも冷静に対応しました。しかし、試合終盤の守備の崩壊は誰も予想していませんでした。アランバリの2ゴールは防ぎようがなく、サモラ賞争いでソリアとの差を縮められませんでした。


ジョレンテが中盤で起用されたため、先発のチャンスを得ましたが、評価を上げることはできませんでした。コバに繰り返し仕掛けられ、対応に苦戦。アルゼンチン代表としては低調なパフォーマンスでした。

ヒメネス
バルセロナ戦を見据え、休養と警告回避のため温存予定でしたが、ラングレのウォームアップ中の負傷により急遽スタメン入り。アルバロとのフィジカル勝負に追われました。守備陣が唯一の希望でしたが、試合終盤の崩壊ですべてが台無しに。ポジショニングが悪く、ヘタフェの2ゴールを許す結果に。

ル・ノルマン
ラングレの負傷で左CBとして出場。本来の右利きのため、左足でのプレーに苦しみました。後半はシメオネが修正を試み、ヒメネスとポジションを入れ替えましたが、大きな改善はなし。同じ足に2度強烈な踏みつけを受ける不運にも見舞われました。オフサイドを狙ったものの、アランバリの2点目では裏を取られ、結果は最悪でした。


チームが左サイドからの攻撃をほとんど仕掛けなかったため、守備に専念する展開に。試合を通じて目立つ場面はほぼなく、苦しい試合となりました。

ジュリアーノ
前半唯一のアグレッシブなプレーヤー。スピードとフィジカルを活かして攻撃のスイッチを入れようとしました。後半は左サイドに移動するも効果は薄く、その後右サイドに戻りチームの幅を広げる役割を担いました。闘志は見せたものの、決定機はなし。

ジョレンテ
コケ不在の影響で、バリオスの代わりに中盤でプレー。カバーリングの動きは良かったものの、パスでの展開力に欠け、試合をコントロールできませんでした。途中から右サイドに移動し、アランバリの1点目をギリギリのところで防ごうとしましたが、セカンドチャンスを決められてしまいました。

デ・パウル
ローテーションされることなく、チームの心臓としてプレー。しかし、相手の膝蹴りを太ももに受け、痛みに苦しみながらプレーすることに。ハーフタイムで交代となりました。前半、誰も縦パスで局面を打開できず、違いを生み出せる選手がいない状況に。負傷が軽傷であることが重要で、彼の代わりを務められる選手はいません。

リーノ
またしてもアトレティコの左インテリオールが機能せず。不調というより、そもそも誰も仕掛けようとしなかった点が問題。前半のみで交代となり、交代対象は彼以外でもおかしくなかったほどでした。

グリーズマン
またしても精彩を欠き、試合の主導権を握れず。スローペースなピッチ、密集した守備、パスコースの少なさといった悪条件が揃い、得意のエリアでプレーできませんでした。ここ数試合で調子が落ちていますが、そもそも誰も目立てなかった試合でした。


ストレスの溜まる試合展開。ボールが届かず、後方からのロングボールに反応するしかありませんでした。シメオネは1時間も経たずに彼を交代させました。ただし、イエローカードをもらわなかったため、次節バルセロナ戦には出場可能です。

セルロートは貢献、コレアは“ハラキリ”

コレア
30歳の誕生日は最悪の形に。一発退場で次節のバルセロナ戦は出場停止。しかも彼のファウルが直接相手の同点ゴールを招き、アトレティコにとって最悪のタイミングでの退場となりました。不必要なタックルが命取りに。敗戦の戦犯として指摘されています。

バリオス
後半途中から出場し、アトレティコのプレースピードは一時的に向上。しかし、その勢いはすぐに失われ、試合のペースは再び鈍化しました。イエローカードを避けることができたため、次節バルセロナ戦には出場可能です。

セルロート
PKでの得点以外にも、ポストプレーやボールキープなどで攻撃の起点となりました。出場時間は短かったものの、非常に効果的なプレーを披露。逆転されるまでは、この試合のヒーローになりかけていました。

レマル
交代出場は意外でしたが、セットプレーの精度で存在感を発揮。PKを獲得するきっかけとなるクロスを供給しました。これがリーグ戦2試合目の出場となりました。

ギャラガー
中盤は運動量が不足し、守備の強度も低下していた。イングランド代表MFがフィジカル面での安定感をもたらしたが、それでも十分とは言えなかった。

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