ベルナベウでのダービーがアトレティコの補強方針を再確認させる

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3月4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われたアトレティコ・マドリーの試合は、今後の夏の移籍市場に影響を与えるいくつかの課題を浮き彫りにしました。

レアル・マドリーとのダービーは、アトレティコが近年繰り返し直面してきた問題を改めて際立たせました。それは、左サイドバックの問題です。アトレティコは数シーズン前にセルタ・デ・ビーゴからハビ・ガランを獲得し、この問題を解決したと考えていました。実際、ガランは最近の活躍でレギュラーの座を確保しましたが、依然としてこのポジションに対する不安は消えていません。

ダービーの結果だけでなく、シーズンを通じてタイトル争いをするような大一番で、同様の課題が浮き彫りになったことが問題視されています。

また、シメオネ監督を悩ませているのは、ガランに信頼できるバックアップがいないことです。現在の最有力候補であるセサル・アスピリクエタは負傷中であり、そもそも本職の左サイドバックではありません。彼は昨季のチャンピオンズリーグ準々決勝ドルトムント戦の第2戦で左サイドバックを務めましたが、利き足とは逆のサイドでのプレーを強いられました。キャリアを通じてそのポジションを経験しているとはいえ、逆足のサイドバックは守備面では対応できても、攻撃時に課題を抱えることが多いのです。

さらに、4-4-2システムへの変更により、ロドリゴ・リケルメやサム・リーノといった選手の起用も減少しています。もう一つのオプションであるヘイニウドも、シメオネ監督の構想にあまり入っていません。モザンビーク代表の彼は、負傷前は守備の要でしたが、復帰後は本来のパフォーマンスを取り戻せていません。

加えて、彼の契約は今季限りで満了となりますが、クラブが提示する契約更新の条件は減額される見込みです。そのため、ヨーロッパの複数クラブからの好条件のオファーを受けており、移籍の可能性が高いと考えられています。

左サイドバックの補強を模索
ベルナベウでの試合前から、アトレティコは来季に向けて左サイドバックの補強を検討していました。

ここ数時間で候補として挙がっているのは、クラブ・ブルージュ所属の24歳マキシム・デ・カイペルや、ボーンマスの21歳ミロシュ・ケルケズといった選手たちです。他にも複数の候補者がリストアップされているようです。

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