アントワーヌ・グリーズマンは、アトレティコ・マドリー対アスレティック・クラブの一戦で注目の存在となります。フランス人ストライカーは、今週火曜日のコパ・デル・レイでアトレティコにおける通算197ゴール目を記録し、クラブ史上初の200ゴール達成まであと3得点と迫っています。
その記録に挑む相手は、グリーズマンにとって相性の良いアスレティック・クラブです。「プリンシピート（王子）」の愛称で知られる彼は、ズビエタのカンテラ（育成組織）で成長し、レアル・ソシエダのトップチームで活躍。チームを昇格へ導いた後、アトレティコ・マドリーへと移籍しました。
彼がアトレティコの選手としてブレイクしたのは、サン・マメスでの試合でした。それまでのグリーズマンは、不動のレギュラーではありませんでした。しかし、2014年12月21日、シメオネ率いるチームが1-4で勝利を収めた一戦で、彼はアトレティコ加入後初のハットトリックを達成。リコのゴールでビルバオが先制する展開でしたが、その後グリーズマンが試合をひっくり返しました。
マコン出身の彼は、キャリアを通じてアスレティック・クラブと34回対戦し、その中で14ゴール・6アシストを記録。つまり、彼のプレーが絡んだ得点数は20に上ります。
最後にアスレティック相手にゴールを決めたのは2023年2月のこと。その試合では、メトロポリターノで決勝点を挙げ、チームを勝利に導きました。しかし、それ以来、アトレティコとアスレティックの対戦は5回ありましたが、グリーズマンはゴールを決めることができていません。
今回、彼にとっての挑戦は再びハットトリックを達成することです。彼はこれまでのキャリアでハットトリックを何度も決めたわけではありませんが、アスレティック戦のほか、2018年にセビージャ戦で、昨シーズンにはセルタ戦とヘタフェ戦でそれぞれ達成しています。さらに、2018年にはレガネス戦で1試合4ゴール（ポーカー）を記録したこともあります。
果たして、今週土曜日のアスレティック戦で記録を達成するのか、それとも後の試合で到達するのか。グリーズマンは今シーズン、すでに16ゴール・8アシストを記録しており、驚異的な数字を積み上げています。
サウールと並ぶ記録にも到達
また、この試合に出場すれば、グリーズマンはクラブ歴代8位の出場数記録を持つサウール・ニゲスに並ぶことになります。現在426試合に出場しており、この試合に出れば、セビージャ所属のサウールと同じ427試合に達します。
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