525日ぶりに、レマルが”苦難の始まりの地”に戻る

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2023年9月16日、インターナショナルブレーク明けにアトレティコ・マドリーはメスタージャを訪れました。その試合で、バレンシアは3-0でアトレティコに完勝し、昨シーズン最悪のパフォーマンスを見せた試合のひとつとなりました。しかし、この試合が残した最も大きな悪いニュースのひとつが、トマ・レマルの負傷でした。

前半終了間際、不運なプレーの中でレマルは倒れ、交代を求めました。彼に代わってハビ・ガランがピッチに入りました。診断結果は最悪で、アキレス腱の断裂。回復には約5か月かかると予想されました。

この負傷は、レマルが開幕戦のグラナダ戦とベティス戦でスタメン出場し、好調を維持していた矢先の出来事でした。4試合目のこのバレンシア戦でも先発復帰を果たしましたが、結局これが彼のシーズン最後の試合となり、出場時間はわずか167分にとどまりました。

それ以来、レマルの公式戦出場はわずか54分間。昨シーズンの3分の1にも満たない時間しかプレーできていません。負傷後に出場した試合は4試合のみで、ベティス戦で6分、ヴィック戦で22分、エルチェ戦で17分、ザルツブルク戦で9分というわずかな出場にとどまっています。夏・冬の移籍市場でもアトレティコが彼の移籍先を見つけることができず、結果として彼はチームに残ることとなりました。さらに、ヴィック戦の後には再び新たな負傷にも見舞われました。

公式戦復帰の前にはプレシーズンで出場機会を得ており、ヌマンシアとのメモリアル・・ヒルで復帰を果たしました。その際、レマルは自身の苦難についてこう語っています。「本当に厳しかった。でも、周りの人々がたくさん助けてくれました。辛い時間だったけれど、クラブやファン、ピティージャスやヘススのおかげで乗り越えることができました。彼らがいなければ、もっと難しかったでしょう」

そして、今週の土曜日、レマルはバレンシア戦で再びメスタージャのピッチに戻ります。彼の”苦難の始まり”から525日ぶり、具体的には1年5か月6日ぶりのことです。

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