父譲りの“もうひとつのフットボール” —— ジュリアーノがPKでアスパスに試みた心理戦

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アトレティコ・マドリーが先週末にセルタ・デ・ビーゴと対戦した試合で、一つの場面が大きな話題となっています。

セルタが先制点を決めたPKの場面で、アトレティコのジュリアーノ・シメオネ(チームの監督であるディエゴ・パブロ・シメオネの息子)が、キッカーであるイアゴ・アスパスの集中を乱そうと試みました。

DAZNの映像では、ジュリアーノがアスパスに「どこに蹴るんだ?」と尋ね、それに対しアスパスは自信たっぷりに「ネットの中さ」と即答する様子が映し出されています。ジュリアーノはさらに「本当に?」と問いかけ続けましたが、そのやり取りを見たセルタの選手たちは、アスパスを邪魔しないようジュリアーノをその場から離れさせようとしていました。

しかし、ジュリアーノの心理戦もむなしく、アスパスは落ち着いてPKを成功させ、スコアを0-1に。プレッシャーの中でも冷静に決めきる経験値の高さを示し、今季7ゴール目をマークしました。最近のPK失敗もありましたが、それでも変わらぬ決定力を発揮した形です。

この一幕はDAZNのカメラによって捉えられ、セルタ公式SNSでも皮肉交じりのメッセージとともにシェアされました。この映像は、試合の緊張感とアスパスの揺るがぬ自信を強調するものとなりました。

さらに、今回の出来事は、ジュリアーノの父であるシメオネ監督が現役時代に得意とした“もうひとつのフットボール”——心理戦を活用するプレースタイルを、若き息子もすでに受け継いでいることを示しています。

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