ナウエル・モリーナは、アルゼンチン代表選手を特集するInfobaeの「Mi Selección」コーナーに登場しました。このインタビューでは、アトレティコ・マドリーの選手としての経験、ボカ・ジュニアーズ退団時の話、アルゼンチン代表に招集されたときのエピソード、そしてロヒブランコスのロッカールームの雰囲気について語りました。
アトレティコでのアルゼンチン人選手たち
「本当に楽しくやっています。サッカーの面でも良い状態で、素晴らしいグループです。フリアン(アルバレス)が加わり、ロドリ(デ・パウル)、アンヘル(コレア)、ジュリアーノ(シメオネ)がいます。ホセマ(ヒメネス)もいつも一緒にいてくれますし、彼はウルグアイ人ですが、まるで家族のようです。トレーニングでも、ふざけ合う時でも、自然とみんなで集まります。ウディネでもアルゼンチン人が多く、同じような環境でした。こういう環境があると、日々の生活がとても楽になりますね。」
アルゼンチン代表としてのプレッシャーの変化
「僕の場合、それは感じません。もっと勝ちたいし、成長し続けたい。クラブでも勝ちたいと思っています。代表チームと一緒に過ごした時間は素晴らしかったし、今もそうですが、それに甘んじるつもりはありません。アルゼンチンに行くたびに、サポーターの熱狂ぶりに驚かされます。チケットは2分で売り切れ、スタジアムは満員です。本当にすごいことですが、それでも僕はクラブで結果を出し、個人としても成長したいと思っています。過去の成功に満足してしまうと、向上心がなくなってしまいますからね。」
故郷エンバルセ
「エンバルセは僕にとって世界で一番大切な場所です。いつか必ず戻りたいと思っています。休みが取れるたびに帰るようにしています。彼女とはよく言い合いになりますが、それでも僕は帰ります(笑)。彼女も付き合ってくれますし、家族や友人、地元の人々と過ごす時間はとても貴重です。行くたびに温かく迎えてもらえて、本当に感謝しています。」
家族の支え
「僕の家族には本当に感謝しています。いつも背中を押してくれました。僕は11歳でブエノスアイレスに移り、選手寮で暮らし始めました。当時は今のようにビデオ通話やWhatsApp、SNSなんてありませんでした。連絡手段は夜の電話だけ。試合に出られなかった週末は、荷物をまとめて帰りたくなることもありました。本当に辛かったですね。でも、そんな時に励ましてくれたのが、両親や兄弟、友人たちでした。」
ボカ・ジュニアーズ時代
「ボカには本当に感謝しています。僕にとっての家であり、成長し、多くのことを学び、たくさんの友人を作った場所です。サッカーの世界では、監督の判断でレンタル移籍になることもあります。僕の場合もそうでした。レンタルで出た後、契約が切れるタイミングになり、クラブとの交渉がまとまらず、そのまま退団することになりました。それだけのことです。」
アルゼンチン代表からの初招集
「ウディネにいて、彼女と二人でテレビを見ながらのんびりしていたんです。練習後の普通の一日でした。そんな時にロドリ(デ・パウル)とトゥク(ペレイラ)から電話がかかってきました。彼らはすでにワールドカップ予選を戦っていたので、なんで電話してきたのか不思議に思いました。『お前、知ってたのに言わなかったんだろ?』って茶化されて(笑)。僕は『何言ってるんだ?知らないよ』って返しました。そしたら『いや、お前知ってたはずだ』ってからかわれて。でもなかなか本題を言わないんです。それでようやく『代表に召集されたぞ』って言われました。実はその前から代表のスタッフと連絡は取っていたのですが、正式な発表が来る前に彼らが先に知ったみたいですね。ロドリはキャプテンだったので、クラブにも通知が行っていたのかもしれません。」
デ・パウルからの連絡
「ウォルター(サムエル)とも話をしていて、代表スタッフが僕を見ていること、しっかりトレーニングを続けるようにと言われていました。だから、ロドリから『召集されたぞ』と言われた時は本当に嬉しかったです。しかもブラジル戦が控えていた。でも、パンデミックの影響でその試合が中止になってしまいました。次の招集では、いきなりコパ・アメリカに呼ばれました。」
ウルグアイ戦とブラジル戦に向けて
「どちらも厳しい試合になると思います。もともと歴史的なライバル関係がありますし、僕たちがチャンピオンになったことで、相手はさらに勝ちたい気持ちが強くなっているはずです。最近の試合では僕たちが勝ち続けていますが、ウルグアイとはボンボネーラで引き分けた唯一の試合がありました。それ以外は全部勝っています。」
メッシとの初対面
「ロドリのおかげで少しは心の準備ができていました。彼はすでに代表に定着していて、前のコパ・アメリカも経験していたので、事前にいろいろ教えてくれました。だから代表に行く前に、ある程度の心構えができていました。初めてメッシに会ったのはパンデミックの最中でした。食堂でみんなと一緒にいるところで挨拶しました。代表チームが集合する際に、まずPCR検査を受けて、その後合流する形だったので、最初の挨拶はそんな感じでしたね。」
クリスティアーノ・ロナウドについて
「子供の頃からレオ(メッシ)を見て育ちました。サッカーだけでなく、人としての振る舞いにも感銘を受けています。僕の考えでは、自分で『自分が歴代最高の選手だ』とは言えないと思います。それを決めるのは周りの人々です。もちろん、自分の中では『自分が最高の選手だ』という自信を持っていますが、それを口に出すことはありません。クリスティアーノがサッカー界の怪物であり、並外れた競争心を持っているのは間違いありません。でも、彼が歴代最高の選手かどうかは、他の人々が判断することです。僕にとっては、レオが最高の選手です。」
シメオネとスカローニの違い
「シメオネもスカローニも厳しい指導者ですが、違いはトレーニング時間です。代表戦のスケジュールでは、週末のリーグ戦後にすぐ合流するので、コンディション調整が必要になります。そのため、4回の練習のうち1回は回復トレーニングになることが多いですね。」
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