サム・リーノ、左サイドを勝ち取る

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2024年が終わる前から、アトレティコ・マドリーには誰もがすぐに言えるような固定のスタメンがありました。しかし、その中でも「流動的」なポジションが2つありました。そのうちの一つが中盤左サイドで、サム・リーノとコナー・ギャラガーが先発を交代で務めていました。

ところが、ここ数週間で状況が変わり、ブラジル人のリーノがイングランド代表のギャラガーを上回る活躍を見せるようになりました。その結果、リーノは直近4試合(ザルツブルク戦、マジョルカ戦、ヘタフェ戦、レアル・マドリー戦)すべてで先発出場を果たしています。そして、今週土曜日のセルタ・デ・ビーゴ戦(メトロポリターノ)でも引き続き先発する可能性が高いです。

1月25日のビジャレアル戦(この試合がギャラガーの最後の先発出場)以降、リーノは途中出場ながらも3ゴール1アシストを記録し、さらにフリアン・アルバレスが決めたPKを獲得するなど、重要な働きを見せました。

サント・アンドレ出身のリーノは、シメオネ監督が求めていた「決定力」を発揮するようになりました。今シーズンの成績はすでに4ゴール5アシストと、昨シーズンの8ゴール8アシストに迫る勢いです。昨季はシメオネ監督のもとでレギュラーを務めていたことを考えると、今シーズンもそのポジションを確保しつつあると言えます。

リーノの成長によって、シメオネ監督はこの時期の試合で彼を優先的に起用しています。ただし、監督自身も「リーノとギャラガーは異なる特徴を持っているため、試合や対戦相手に応じてどちらを起用するかを決める」と説明しています。

シメオネ監督の”説明
「皆さんも見ている通り、大きな違いはありません。選手が良いプレーをしていて、ゴールを決め、チームの攻撃に貢献していれば、それは明らかです。そして、サム(リーノ)は最近、調子を上げています。一方で、コナー(ギャラガー)は異なる特徴を持っており、ボール奪取やチームのバランスを取る役割に長けています。そういった違いがあるのです」と、シメオネ監督は最近のインタビューで語りました。

このように、現在はリーノが左サイドを勝ち取っていますが、その座が今後も安泰かどうかは、彼のさらなる活躍次第となりそうです。

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