ニーニョ、ゴールゲッターのほろ苦いデビュー

この記事は約3分で読めます。

攻撃の解決策が見つからない中、シメオネ監督はカンテラーノに頼ることを選びました。アドリアン・ニーニョは、セルロート不在の中、エリア内で相手ディフェンスを固定し、背を向けてプレーできる選手としてトップチームデビューを果たしました。さらに、ニーニョは同点ゴールのチャンスを2度も掴みました。1つ目はデ・パウルからパスを受け、ターンしてシュートを狙った場面、そして2つ目は試合終了間際、コレアのシュートをドミトロビッチが弾いた後、こぼれ球をエリア内で拾ったものの、『32番』はゴールを大きく外してしまいました。

4年以上前にアカデミーに加入したアンダルシア出身の彼は、フェルナンド・トーレス監督の下でゴールハンターとして頭角を現しました。アトレティコの「永遠のエル・ニーニョ」と呼ばれたトーレスの教えを受けたニーニョは、フベニールAチームでのシーズンにおいて33試合で36得点を記録し、リーグでもグループステージ全試合で得点を挙げるという記録を樹立しました。中にはPKからの得点も多く含まれており、この点において、ブタルケでの試合で失敗したグリーズマンに欠けていた精度を補う存在だったかもしれません。

ニーニョは2シーズンにわたり、アトレティコBでプリメーラRFEF(スペイン3部相当)の経験を積んできました。昨シーズン、テベネット監督の指揮下でリーグ戦9得点、ユースリーグではさらに4得点を挙げました。そして今シーズンはトーレス監督の下で18試合に出場し5得点を記録、チームの最多得点者となっています。その活躍が認められ、シメオネ監督からの招集とトップチームでのデビューという報酬を得たのです。敗戦という結果にも関わらず、この日は彼にとって忘れられない一日となるでしょう。これでシメオネ監督の下でデビューを果たしたアカデミー出身の選手は46人目となりました。

過去には、サウール、カデル、オリベル・トーレス、ダニ・アキノ、カルロス・ラモス、エクトル・エルナンデス、、ケイタ、イバン・ペレス、ナチョ・モンサルベ、トーマス、、ロベル・ヌニェス、フアン・モレノ、、ケイディ、セルジ・ゴンサレス、トニ・モヤ、アントニオ・モントロ、カルロス・アイザック、アロナ・サネ、、ソラーノ、ホアキン・ムニョス、、モンテロ、カメジョ、、ダリオ・ポベダ、マヌ・サンチェス、オスカル・クレメンテ、、サナブリア、リカルド、サン・ロマン、マリオ・ソリアーノ、カルロス・マルティン、、ジュリアーノ・シメオネ、パブロ・バリオス、アルベル・モレノ、アントニオ・ゴミス、イリアス・コスティス、、そしてアドリアン・ニーニョが続きます。

近年ではバリオス、ジュリアーノ、リケルメがトップチームで重要な役割を果たす選手となりました。シメオネ監督にとってアカデミーからのリソース提供は、ロヒブランコの育成部門にとって最大の目標であり続けています。

コメント