アトレティコ・マドリーでは、比較的落ち着いた冬の移籍市場になることを期待しています。同クラブはシーズン前半を首位で終える可能性がある絶好の位置にあり、今後のシーズンを見据えた補強には慎重な姿勢を見せています。
そのため、現時点でチームで一定の出場機会を得ている選手を放出する意向はありません。その中には、アンヘル・コレアも含まれます。アルゼンチン代表の彼はスタメンとして固定されているわけではありませんが、途中出場からチームを支える重要な役割を果たしており、2024年末時点でアトレティコが首位を維持するための鍵となっています。
今週、『MD』の情報によると、モンテレイでスポーツディレクターを務めるホセ・アントニオ・“タト”・ノリエガ氏が、アンヘル・コレアの現状を確認するためにアトレティコ・マドリーを訪問しました。しかし、アトレティコ側は現在、コレアを売却する意思はなく、違約金条項に基づく対応を求めたとのことです。
コレアは2026年夏までアトレティコと契約を結んでおり、昨シーズンには選手本人が退団を希望したため、クラブがオファーを聞き入れたこともありました。当時、アトレティコは移籍金として2,000万ユーロ以上を要求していました。
ディエゴ・シメオネ監督にとってコレアは常に重要な存在であり、今シーズンも24試合に出場しています。そのうち先発出場は6試合ですが、5ゴールと3アシストを記録しており、アスレティック戦(ビルバオ)、PSG戦(パリ)、そしてレアル・マドリーとのダービーで勝利や引き分けに貢献するなど、チームにとって欠かせない存在です。
なお、“タト”・ノリエガ氏は以前からコレアに注目しており、彼に対して高い評価を抱いています。将来的にコレアがモンテレイのユニフォームを着ることを望んでおり、同チームにはかつてラ・リーガでプレーしたセルヒオ・カナレスやオリベル・トーレス、メキシコ代表のエクトル・モレノ、アルゼンチン代表のルーカス・オカンポスといった選手が在籍しています。
ヘタフェにも訪問
マドリード滞在中、“タト”・ノリエガ氏はヘタフェの本拠地であるコリセウム・アルフォンソ・ペレスも訪れ、オマール・アルデレーテの移籍可能性について打診しました。しかし、同選手はホセ・ボルダラス監督にとって重要な戦力であり、現時点でヘタフェ側も放出の意向はないようです。
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